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古本・古書 買い取り日記 福岡市とその近郊 (雑誌と専門書)


12月 25th, 2014 | Permalink

2014.12.25

いままで2回医学書を売っていただいた方から今日3度目のお持込。

使用感のない本が多数。

医療関係だそうで、仕事上の義理やお付き合いで買わざるを得ないのかもしれません。

医学書は1冊一万円を超える高額な本が多いので買い取り価格も高くなります。

昼には昨日の朝日新聞に出した広告をご覧いただいた方からの電話。

開業医の方でした。

よかばい堂は医学書に限らず専門書の買い取りをしています。

お電話でご相談ください。

092-408-4208

春日市桜ケ丘1-45

2015.1.8

あけましておめでとうございます。

去年にもまして今年は買取をしたいと思っています。

本をご処分のご予定があれば、お気軽にご相談ください。

さて今年も3日から仕入れ初め。

福岡市早良区で山田太一のシナリオ本やカードマジックの本などの買い取り。

年末の新聞広告の効果なのか年を明けてからも電話があります。

新聞広告は切り抜いてあとから電話する方がいらっしゃるようです。

先日は宗像からのお電話で、いつでもいいから近くに来たついでに来てほしいというお電話。

近いうちに参上する予定です。

大橋駅近くからもお電話をいただきました。

大橋と言えば福岡南部の副都心。

九州大学や短大などがあり、古本屋も数件。

全国チェーンの店だけでなく地元の古本屋さんもあります。

それなのに弊店にお声掛けいただき喜んで参上。

一部ご紹介。

ちょっとレアな椎名林檎のスコア

ゲームの画集

近くに古書店があるのになぜ弊店に?と尋ねると、年末年始は出張買取をしないとか、予約待ちですぐに来てもらえないとのことでした。

よかばい堂は今のところすぐに対応できることが多いです。

お急ぎの方はどうぞご相談ください。

よかばい堂

福岡市南区長丘4-2-2

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2015-1-8

心霊写真を発見!

なんでこんなところに人影が!?

さらに拡大すると…。

なんか台の上に立っているようです。

それにしてもすごい場所に台があるな。

命綱ぐらいは着けてるとは思うけど、かなり怖そう。

「九州横断全集」という絵はがきセットの中の1枚。

別府ロープウェイです。

ヤフオクに出品しました。

「カスハガ」「みうらじゅん」などのハッシュタグをつけてツイートします。

みうらじゅんさん、エゴサーチして見つけて買ってくれないかな。

よかばい堂

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2015.1.8

南鳥島。

日本の最東端の島です。

住んでいるというか常駐しているのは気象庁と自衛隊の職員。

さらに米軍が少々というところだそう。

池澤夏樹の『南鳥島特別航路』という本がありました。

JTBの出している雑誌『旅』の連載時に、ここならJTBもさすがに無理だろうと思って南鳥島を提案したところあっさりOKが出たと書いてあったような記憶が。


『地球魔ゾーンの宇宙人―アマゾン・インカ・ナスカ探険記』

 

松本零士とちばてつやと萩尾望都の3人が南鳥島に行った話が載ってます。

萩尾望都は事前連絡の際は男と思われていたらしく、実際に到着して女とわかり島の男たちは大騒ぎだったとか。

NHKの気象通報を聴いていると最後から二番目が南鳥島。

日本が寒い時でもおおむね25-30℃程度の夏日がほとんど。

鳥島といえば沖ノ鳥島は日本の最南端。

岩礁が海に突き出してるだけで、波の浸食で岩がなくなりかけたので数十年前から排他的経済水域確保のために工事中。

私が以前お世話ななっていた建設会社がその工事をしていて、後輩が現場担当して行ってました。

3カ月の勤務を終えて帰ってくると連日飲めや歌え屋のどんちゃん騒ぎ。

ほとんど船員のノリ。

事実3カ月の船上生活だから仕方ない。

急病人が出たときは岩国基地から飛行機が飛んできたそうです。

台風の時はマリアナ諸島に一時退避する言ってたと記憶。

そんなこんなで興味深い鳥島ですが、じつは「中の鳥島」という存在しない島が一時的に存在すると信じられて地図にも載っていたことがあるという話。

『地図から消えた島々』

長谷川亮一著。

著者は10年ぐらい前からブログでこのことを書いてました。

鳥島ファンとして愉しみに読んでましたが1冊の本になったことを先日知り購入。

古書よかばい堂

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2015.1.14

おととい朝日新聞に広告を出したらサラリーマン時代の先輩であるMさんから電話をいただきました。

なつかしいのでご挨拶に行ってきました。

会社にいたころからMさんは読書家と映画好きで有名。

実際に本棚を見せていただくと珍しい本が。

エドマクベインのファンらしく、そのすべてを集めたと豪語。

それでもずいぶん処分されたそうですが、帰り際に珍しい本をいただきました。

雑誌「マルコポーロ」の最終号。

「ナチ「ガス室」はソ連のねつ造だった」という西岡昌紀の記事がもとで廃刊に追い込まれた号。

西岡昌紀って医者なんですね。

この号が出た日が阪神淡路大震災が起きた日。

もう1冊は『ジャズをたのしむ本』

昭和36年初版。

編者がなんと寺山修司と湯川れい子。

寺山とジャズの組み合わせは意外。

湯川れい子とジャズというのも意外だけど、彼女の経歴を見るとスイングジャーナル誌に投稿するタレントだったとか。

そらがきっかけで同誌に記事を書くようになったというから、彼女とジャズの組み合わせはおかしくないのです。

と同時に彼女はプレスリーの大ファン、というかファンクラブの会長じゃなかったっけ?

当時はプレスリーはすでに大スターだから彼女はエルビスを知っていたはず。

エルビス好きは封印してジャズ評論を書いていたんでしょうか?

もちろんこの頃はまだロックンロールを論じる場(メディア)は存在すらしてなかったに違いない。

それにロックンロール(ウエスタンとかロカビリーと呼ばれていた?)はジャズより下に見られていただろうから、エルビスファンを公言しにくかったかも。

執筆陣も興味深いです。

石原慎太郎と武満徹の対談。

ちなみに『太陽の季節』は昭和31年。

黛敏郎、秋吉敏子、大橋巨泉、植草甚一、岩浪洋三、都筑道夫などなど。

表紙カバー装幀は和田誠ですが、手元の本にはカバーが無いのが残念。

そうえいば洋楽全般を「ジャズ」と呼んでた時代があると、大瀧詠一が「日本ポップス伝」で指摘してました。

この頃はまだその名残があったのかな。

古書よかばい堂

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2015.1.26

建築関係の専門書を買い取りました。

新建築や商店建築などの雑誌は値がつかないものが多いですが、和風建築や木造建築の専門書などは時代を超えて需要があります。

有名建築家の図面集や写真集も同様。

『社寺建築の工法』

『現代の料亭・割烹建築』

『入門日本古建築細部語彙』

『図解木造建築の智恵』

などなど。

よかばい堂は建築の専門書も買い取ります。

お電話でご相談ください。

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福岡市南区長丘4-2-2

2015.1.26

古い雑誌を仕入れました。

週刊文春、週刊女性、週刊朝日、週刊実話などなど。

昭和30年前後が多いです。

高峰秀子がトップスターだった頃です。

よかばい堂は古い週刊誌の買取もします。

まずはお電話でご相談ください。

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2015.1.28

本をお持ち込みいただき、買い取らせていただきました。

比較的若い本が多いですね。

とはいえありふれ過ぎた本ではないです。

大手チェーン店に持ち込む前に弊店にお寄りになったようでした。

段ボールで2箱ぐらいの分量ですが、アマゾンの1円本などは弊店では値がつきません。

正直に「ブック○フさんの方がいい価格がつくと思います」と言いました。

逆によかばい堂だからこそ高く買える本だけを数冊ピックアップ。

それが上の写真の本。

金額を呈示すると、破顔一笑「ブック○フなら全部まとめてその価格だと思ってました」とのことで商談成立。

それぞれの店の特色と強みがあるから、上手く使い分けていただければと思います。

かばい堂は本の買取をします。

まずはお電話でご相談ください。

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古本屋の運動不足解消:高血圧脱出のためのウォーキング


12月 15th, 2014 | Permalink

2014.12.15

10月上旬、鼻づまりがひどいので耳鼻科へ行くと、なぜか血圧を測られ、

200近い高血圧と指摘され、内科に行くよう勧められる。

けっきょくこれがきっかけとなり2か月後の今に至るまでほぼ毎日歩くようになった。

昨日は天神まで徒歩で往復。

ここ最近「天神は徒歩圏」と豪語中。

週に3回ほど徒歩で往復しただけだけど。

アディダスのトレッキングシューズ。

品番はM18796.

いくらか安くなっていたようで9000円+税ぐらい。

天神のアディダスショップで購入。

これを買ったら途端に歩くようになった!

トレッキングランニングシューズだったかな。

山道を走るけどクロスカントリーじゃなくて急いで登る登山みたいなスポーツがあるようだけど、それ用なのか。

そういえばこの夏九重に行ったとき、軽装ですごい速さで登ってる若者がいたが、あれかな。

まあ、どのみち何かしらのスポーツ用の靴なのだろう。

この靴のいい点。

暖かいこと。

特に暖かくするために特別な機能があるわけでもないようだけど、

今まではいていたジョギングシューズに比べ、この季節でもは足が冷たくならない。

年齢とともに不快さへの耐性が落ちているので対策を施さないと、なまり切った体は動かない。

そうです、ご同輩の皆さん、服装や装備には金を惜しむのはやめましょう。

それもこれも健康のためです。

結局は薬代よりも安いと思う。

この靴、ゴアテックスを使用しているので、雨の際にも使えるのが楽しみだ。

中が濡れないでくれることを期待。

いずれまたレポートします。

2015.1.15

昨日から福岡地方は雨。

やっと雨の中を歩く機会に恵まれました。

ゆうべ雨の中を薬院駅に向けて出陣。

わが家から薬院にバスで行くと約35分。

バス停まで10分+待ち時間5分+乗車時間15分+徒歩5分=トータル35分と計算すると、徒歩だと45分。

たった10分しか違わない。

ならばどうせ運動不足なんだから歩いて行こうというわけです。

で肝心のスニーカーの性能チェックなのですが、結論は◎!

すでにお知らせしたとおり温かいのは当然として、雨中を小一時間歩いても中に浸みることはありませんでした。

冬の雨で足元が濡れたときの不快感は半端じゃないから、

それが解決できるなら1万円の価値有りです。

古本買い取り日記 福岡市とその近郊 (雑誌と専門書)


12月 11th, 2014 | Permalink

2014.12.5

今日は整理屋さんからの電話。

便宜的に整理屋さんと呼んでますが、いろんな方がいます。

今日の方はリフォームが本業。

営業しているとリフォームに合わせて解体・撤去の話を避けて通れない。

その際に出る古いモノの処分も一手に引き受けているという方です。

古本も回収してきた、とのことで弊店を呼んでくれました。

本は少ないながらこんなものがありました。

「増進会旬報」の古いモノ。

20冊以上まとまっていました。

本以外にはこんなものが。

ミラーマンの古いソフビ人形と蛇腹カメラです。

こういったものも本と一緒に買わせていただきます。

大掃除で出てきた古い本やおもちゃなどはよかばい堂にお売りください。

年末年始にご実家にいらした際に、眠っている古い本やおもちゃなどがあったらご相談ください。

本が好き、本を買うのはもっと好き。

よかばい堂がさまざまな本を買います。

「とにか丸ごと処分したい」

「高く売れるものだけ買ってほしい」

など、ご要望に合わせてご提案します。

まずはお電話でご相談ください。

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2014.12.12

雑誌は捨てないでください!

まずはこれがよかばい堂からのお願い。

「事典捨てても雑誌捨てるな」なんて

赤子泣いても蓋とるな、みたいな口調で。

百科事典は商品になりません。

ネットや電子辞書で調べる時代です。

よほど特殊なものを除き辞書類・事典類の古本には厳しい時代です。

むしろ雑誌の方がお値段が付きやすい。

理由は「捨てられてしまうから」。

残ってないから価値が出ます。

百科事典は元値が高かったので捨てるに捨てられずに数十年後の今に至るまで残っています。

死ぬまで捨てきれず、本人が亡くなりご遺族が売るケースが多い。

文学全集も同じ。

でもたくさん残ってる上に、今は売りたい人が多いので値が付きません。

逆に雑誌は読んだら捨てるものなので残らない。

だからもし今残っていれば価値が出ます。

たとえばこんなのとか、

八代亜紀さんじゃないです。

大信田礼子さん。

「同棲時代」を歌ってましたね。

都倉俊一と結婚したけどすぐに離婚したような記憶が。

その後見なくなった人のひとり。

平凡パンチ。

The Magazine for Men

篠ひろ子さん。

伊集院静さんと結婚しました。

この人も見なくなった。

仙台に落ち着いてるのかな。

こんなのも。

ちょっと色っぽい雑誌。

週刊プレイボーイ、平凡パンチ、週刊大衆、アサヒ芸能。

ここ数年のものは値が付きにくいですが数十年経ったものなら喜んで買います。

ちょっと堅めのこんな雑誌でも大丈夫。

これは坪内ミキ子さん。

お若い!

NHKの「連想ゲーム」に出ていた記憶が。

右側のシオノギの広告は三沢あけみさん。

これまたお若い。

週刊文春、週刊新潮、週刊朝日、サンデー毎日などなど。

これも古ければ(昭和期を中心に)買わせていただきます。

さらにはこんなのも。

これ、注目の対談です。

「忌野清志郎VS三浦友和」

清志郎の方が先に書かれている。

たしか彼らは立川か国立あたりの高校の同級生だったはず。

同級生対談。

三浦友和もごく初期にはミュージシャン志望だったけど、清志郎を見ていてとても自分はやっていけないと思い路線変更したとどこかで読んだ記憶が。

セブンティーン、週刊平凡、週刊明星、月刊明星、月刊平凡、週刊女性、女性セブン、微笑なども昭和のものならOK。

平成期のものもものによっては買えるかもしれません。

というわけで、これ以外にもいろいろありますがいずれまたお知らせします。

今日のところはこんなところで。

本が好き、本を買うのはもっと好き。

雑誌をお売りになる際はぜひご相談ください。

古書よかばい堂

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福岡市南区長丘4-2-2

2014.12.14

古い週刊朝日(昭和34年3月29日)で見つけた記事です。

「おらが村のヤンキー娘 ジョニ・ウエイト」

アメリカ人の娘が信州の村に住みついたという話。

今はやりの「日本大好き外国人」ネタがこの頃にもあったことがわかります。

このジョニさんに(「ジャニさん」じゃないよ)関心を持ったのでググってみました。

どうやらJony(またはYoni) Waiteという名前でケニアに住んでる80過ぎの女性アーティストがその人らしいと判明。

http://www.csmonitor.com/1984/0516/051600.html

さらにこの本に「ジョニ・ウェイトのこと」という章があります。

『山麓雑記』(池田三四郎著)

この池田三四郎という人はかなり高名な木工家だったようです。

この本によるとこの週刊朝日の記事がきっかけになったようで、その後のマスコミの取材ラッシュが起きたようです。

よかばい堂

古い本・新しい本

堅い本・やわらかい本

どんな本でも処分の前にご相談ください。

「こんなものは売れないだろう」というものが売れることが頻繁にあります。

ぜひ「処分前に」ご相談ください。

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2014.12.15

きのうは夕方天神にいると店の電話が転送されてきた。

「今から本を持っていきたいのですが」とおっしゃるが、

残念ながら今は店にはいないというと夜また来てくれるとのこと。

夜7時ごろまたご来店いただきました。

あ、ここであわてて付け加えておきますが、便宜上「ご来店」と書きましたが弊店には店舗はありません。

なので路上での買い取り。

理学療法士さんのテキストその他でした。

この種の本は今年10回目ぐらいでしょうか。

見た瞬間に値のつく本とつかない本がわかるようになりました。

2014.12.18

牧紀子。

きれいな女優さんです。

1959年に高校卒業し松竹入社。

大きな期待とともに何本かの映画で主役を演じるも1964年に結婚。

その後引退し数年前に訃報が伝えられました。

じつは興味深いエピソードがありますに出ています。

あの王貞治さんと高校時代手紙のやり取りを続け、その数段ボールひと箱になったとか。

牧紀子さんの詳しい記事

記事の出どころは読売新聞だそうですから、あながちでたらめでもなさそうです。

1967年の雑誌「マダム」(鎌倉書房刊)です。

▲ちなみにこの表紙の人は藤村志保さん

ここではモデル姿の牧紀子さんが見られます。

結婚して数年後だからまさに「マダム」。

今見ても古くささを感じませんね。

もちろん服やメイク・ヘアデザインなどの要素もあるんでしょうが。

2014.12.19

今日は3件の買い取り。

1件目は医学書。

北九州からわざわざお越しの方。以前も一度お売りいただきました。

2件目は太宰府で児童書など。

いつもお世話になっている古物商の方からのご紹介いただきました。

3件目はリフォーム屋さん。

今日で3回も声をかけていただきました。

リフォームのついでに不用品の整理も頼まれることが多いそうで、本も頼まれるそうです。

今日はこんなのを仕入れました。

榊原郁恵さんが表紙の子供向け料理本。

「なべつぐのあすなろ数学」

これはちょっと珍しい「オリオン社」の通信添削。

今日はこんなところで。

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2014.12.22

朝電話をいただき昨日の午後に参上。

看護学の本を買い取りました。

看護学の本と一口に言っても、学生のテキストは値崩れしているものが多いです。

アマゾンで1円本はざら。

なのでそれらの本は根の付かないものもありますが、この日は教える側つまり教師用の本でした。

もちろん値崩れしてないのでしっかり買い取り価格も出ました。

実はこの売主様の家の前にはちょっとローカルな古本チェーン店があります。

その方が言うにはその店にもっと綺麗な本を持って行ったけど数百円にしかならなかったとのこと。

冊数が違うだろうから単純に比較はできないけど、ざっくり一桁の違い。

しきりに残念がってらっしゃいました。

よかばい堂は分野を問わず専門書を買い取ります。

専門性が高いと買い取り価格も高くなる傾向があります。

この査定法だと、「きれい」「きたない」の二分法の査定では出せない価格が出ます。

無料で出張査定に参上します。

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古書よかばい堂

福岡市城南区での古書・絵画・掛軸等の買い取り


11月 17th, 2014 | Permalink

西南学院大学の仏文科のに有田忠郎さんという教授がおられました。

フランス文学のポール・ヴァレリーが専門でその訳文の格調の高さには定評があったと聞きます。

残念ながら2年前にお亡くなりになっています。

弊店でこの方の残したいくつかの品をある経緯をだどって入手いたしました。

そのいくつかをご紹介します。

有田さんはフランス文学専攻であると同時に詩人でした。

最初の詩集を出したのが40歳を過ぎてから。かなりの遅咲きと言えそうです。

亡くなる2年前には「第25回詩歌文学館賞受賞」を受賞してます。

長らく詩の同人誌「同時代」の同人でもあったようです。

彼が受け取った膨大な手紙やはがきには多くの文人や詩人からの物が含まれます。

文学好きの人に驚くほどの多士済々な顔ぶれ。

とくとご覧あれ。

澁澤龍彦

種村季弘

池内紀 

松永伍一

飯島耕一

阿部良雄

出口裕弘

朝比奈宣英

加島祥造

鷲巣繁男

饗庭孝男

多田智満子

雪野恭弘

風倉匠

種村季弘

小海永二

巖谷国士

鈴木漠

宇佐美英治

弓削三男

粟津則雄

渋沢孝輔

入沢康夫

天沢退二郎

窪田 般彌

串田孫一

高橋睦郎

etc

その多くとは一回限りではなく数回にわたるやり取りを交わしています。

これほどの広い知己を持つ文学者が福岡にいたことに正直おどろきました。

このブログで少しずつご紹介していきたいと思います。

2014.11.25

蔵書を整理する中で、パンフレットや書類に挟まれたごく薄い詩集を発見しました。

発見という言葉が大袈裟でないぐらい目立たない装丁の詩集。

谷川雁の第一詩集『大地の商人』です。

この詩集はその後再版されているようですが、手元にあるこの版は初版の限定200部のもの。

きわめて珍しい本です。

谷川雁は九州は熊本の人で旧制の第五高等学校を出て東大文学部を卒業しています。

詩集の持ち主だった有田忠郎さんも同校を卒業しているので先輩後輩の関係ですが、歳が5つ離れているので知り合いだったかどうはわかりません。

2014.11.26

サン=ジョン・ペルスの詩集『遠征』を見つけました。

ノーベル文学賞を取ったフランスの詩人。

後年有田さん自身も訳していますがこの本は福田陸太郎の訳の1957年の本。

限定300部です。

2015.1.15

1月23日から30日にかけて福岡市中央区白金のすみ画廊(電話090-2088-1981)で、「有田忠郎の詩と画家たち」と題した展覧会を開きます。

絵は弊店から出品します。

有田忠郎の詩と画家たち

フランス文学者であり詩人でもあった有田忠郎(1928-2012)。このたび当ギャラリーでは彼が収集した絵画を展示します。

有田忠郎が高く評価した福岡の孤高の画家小島義也の作品7点を中心に、有田忠郎の詩集の挿画を手がけた小野絵里の作品、さらには有田自身の手による銅版画なども展示。

また彼が受け取った膨大な書簡の中から見つかった、フランスの哲学者エミール・シオラン(1911-1995)や歿後も変らず強い存在感を持ち続ける澁澤龍彦からの書簡なども展示の予定です。

有田忠郎(1928-2012)。佐世保市出身。九州大学仏文科卒業。北九州大学・西南学院大学の教授を歴任。文芸誌「同時代」」同人。福岡市文学賞、日仏翻訳文学賞、第25回詩歌文学館賞受賞。

小島義也を高く評価した有田忠郎は「騒音の時代の静寂」という寄稿文でこう評価しています。

「芸術家は芸術を通じて窮極には神に仕える。それはまた人々に対する私心を去った愛でもある。小島氏は(中略)、その境地に一歩でも近づくことを願っていた」(読売新聞1984年5月9日夕刊「騒音の時代の静寂―小島義也が遺したもの」)。

晴れがましい場所を敢えて避けるように生きた詩人と、孤高と呼ばれた画家。「騒音の時代の静寂」であったこの二人を回顧する作品展をぜひご覧ください。

展示予定作品

有田忠郎 無題 2点

小島義也

有田滋子

小野絵里

釘宮哲子

2015.1.21

いよいよ今週末より「有田忠郎の詩と画家たち」が始まります。

澁澤龍彦からの書簡を額装してみました。

こんな感じ。

フランスで生涯を終えたルーマニアの哲学者エミール・シオランからの書簡もあります。

はっきり読めなくて申し訳ないのですが、滝沢克己の名前がでてきます。

九州大学の教授だった人です。

シオランから有田忠郎へ

1967年の日付が。

シオランの住所はオデオン通り21番地。

ウィキペディア英語版によるとこの地はシオランが生涯の大半を過ごした地とあります。

(021: Romanian philosopher Emil Cioran lived at this address for most of his life.)

Rue de l’Odéon

皆さまのお越しをお待ちしております!

福岡市中央区白金のすみ画廊です。

下の地図を参考に。

マンションの5階になります。

薬院駅前の大きな通り(城南線)からの目印は隣の新生堂薬局です。

090-2088-1981

「有田忠郎の詩と画家たち」1月23日(金)~30日(金)

福岡周辺古本買い取り日記 (雑誌・専門書)


10月 27th, 2014 | Permalink

2014.10.19(日)

ここのところ買取が続いています。

夕方に筑紫野のドクターからの買い取りの予定。

それまでは近くのホームセンターの工作教室で

「ディスプレイボード」を作っていました。

すると別の方から携帯にお電話が(店の電話からの転送)。

なんとその方はよかばい堂の前まで来てそこから電話しておられるとのこと!

それじゃあ何とかしなくちゃ。

幸い工作教室を開催中のホームセンターまで来て下さるとのことで大助かり。

ちょっと珍しいパターンです。

工作教室が終わってクルマで筑紫野市へ。

ドクターはネットで弊店を見つけてくださったとのこと。

さすがにドクターだけあって蔵書の内容も幅広いですが、半分ぐらいは洋書です。

専門書とペイパーバックをたくさん仕入れました。

そのあとすぐに春日市で郷土史関係をお売りになりたいという方のお宅へ。

『九葉実録』や『大村史談』など長崎の郷土史関係のものを買わせていただきました。

本が好き、本を買うのはもっと好き。

さまざまな本を買い取ります。

お売りになる方のご要望をじっくりお聞きします。

全部処分したい、

早く処分したい、

なるべく高く売りたい。

まずはご相談を。

092-408-4208

春日市桜ケ丘1-45

2014-11-9

福岡市中央区からお呼びがかかり朝から行ってまいりました。

なかなか趣味の広い方でブルースリーの古い本や懐かしいCDなどをお売りいただきまました。

CDはこんな感じ。

南佳孝、大滝詠一、小林旭、飯田久彦、CMソング集などナイアガラ―(いわゆる大滝詠一ファン)なら頷きたくなるコレクション。

このほかにも大藪春彦の『野獣死すべし』の古い徳間書店版など珍しいものをお譲りいただきまました。

いかにも昭和の男の子が好きそうなコレクションです。

お若見えたけど私より若干年下と知り軽い驚きが。

大滝詠一自身、ぼくのファンは男ばっかりなんだよ、それも40代50代がほとんど、と言ってましたがまさしくその通り。

彼のCDを仕入れるたびにそれを思います。

▼▼

さらに午後からはお持ち込みの買取を1件。

岡田武彦全集や入江泰吉の写真集を買わせていただきました。

弊店ではお値段がつきにくい本については、大型チェーン店の方が高い値段をつけてくれると思うと言います。

結局はその方がお互いのため。

売主様もその方が高く売れるしこちらも助かる。

さらに大手チェーン古書店も仕入れができてよろしい。

まるで近江商人の「三方良し」みたいだな。

面白いものでそういう場合の反応は二つに分かれます。

「じゃあ自分で大型チェーン店に持って行く」という方と、「めんどくさいから全部持って行ってください」という方。

後者は免許を持たない方に多い反応だと言えそうです。

今日の買取はお二人とも前者の方でした。

特に午後の方は本田のオフロードタイプの軽自動車で来られました。

いい車ですね、と水を向けると「中で車中泊できるですよ」とのこと。

らに趣味が登山とわかり、最近山に登り始めた「にわか山男」の小生とひとしきりその話題に。

本が好き、本を買うのはもっと好き。

さまざまな本を買い取ります。

お売りになる方のご要望をじっくりお聞きします。

全部処分したい方、

早く処分したい方、

なるべく高く売りたい方。

さまざまなご要望はまずはご相談を。

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福岡市南区長丘4-2-2

2014.11-15
今日は3件の買取がありました。
1件目は南区の方。
「夏目漱石や山岡荘八の小説や百科事典がありますが、買い取っていただけますか?」とのお電話。
この手の本は基本的にお値段が付かない本がほとんどです。
遠くの場合はもう少し蔵書内容をお聞きして判断するのですが、なんせ近場(同じ南区、しかもごく近く)だったので、
四の五の言う前にまずは参上仕りました。
出迎えてくださったのはなんと御年89歳とという男性。
道路からかなり高い場所にある玄関から下まで降りてきてお迎えいただきました。
まずは応接間の書棚を拝見。
う~む、たしかに百科事典と山岡荘八『徳川家康』と文学全集などなど(^_^;)
買えるものがありません。
しかしここまでは想定内。
次に二階の蔵書を拝見。どうやら娘さんが使っていた部屋のよう。
そこでちょっと珍しい児童書と手芸の本を買わせていただきました。
お聞きするとご夫婦で89歳とのこと。
にもかかわらずお二人とも階段を苦も無く上り下り。
矍鑠としたお二人とお話しできて楽しい買取でした。
2件目は中央区のマンション。
「いろんな本があります」とのことで参上するとたしかに文庫本・料理の本・児童書・小説など。
この売主様も弊店からクルマで10分ぐらいの至近距離なので、ざっとヒアリングしただけで参上しました。
2件の買い取りが済み家でくつろいでいると3件目のお電話。
さらに近くの中央区からお電話。
オズボーンコレクションのセットをお売りになりたいとのこと。
ほるぷ出版がその昔セット販売した外国絵本の復刻版セットです。
当時の定価はたしか10万以上したのではないでしょうか。
手元に資料がなく記憶で書いてるので間違ってるかもしれません。
ただ現在はオークションでも随分安くなってしまいました。
高く出品している人もいますが、実際の落札額は1万円台だから定価の10分の一ぐらい。
ちょっと申し訳ないほど安い金額になってしまいますね。
古書よかばい堂

本が好き、本を買うのはもっと好き。

さまざまな本を買い取ります。

お売りになる方のご要望をじっくりお聞きします。

全部処分したい、

早く処分したい、

なるべく高く売りたい。

まずはご相談を。

092-408-4208

福岡市南区長丘4-2-2

2014.11.16
今日は日曜日。
ですが、本を買うのが好きなよかばい堂は今日も買い取りです。
朝イチバンで出陣したのは博多区の売主様。
料理の本をお売りいただきました。
『日本料理技術大系』
こういう本は料理人の世界で先輩から後輩に引き継がれることが多いようです。
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福岡市南区長丘4-2-2

2014.11.21
「本を6冊ほど買ってほしいんですが」というお電話。
6冊と言われ、どう返答しようかと思っていると「そちらに持っていきます」とのこと。
明日福岡に行くのでその際に寄ります、とおっしゃいます。
どうやら県外の方。
ご持参いただけるなら6冊でも1冊でも大歓迎。
最近はナビのおかげて弊店のように看板も出してない店にも本をご持参いただくことが増えました。
わざわざお持ちいただく方は、このブログをお読みいただいた方が多いようです。
なのであまりみっともない文は書けません。
好天に恵まれ暖かいこんな日は書庫のまわりで室外業務。
すると家の前に県外ナンバーのクルマがみえたのですぐに本のお持ち込みの方とわかりました。
しかも本を見てびっくり。
定価4万超の豪華写真集が6冊。
なるほど、これなら僅か6冊でも県外からお持ちいただくのも納得。
ほとんど読んだ形跡もないほどの美本だったのでかなりの高額査定となりました。
山岳写真で有名な白川義員の『世界百名山』全3巻と『世界百名瀑』全3巻の6冊です。
アマゾンで出品中です。
2014.11.17
中央区の法律事務所からお電話をいただきました。
法律関係の本は古本屋的にはけっこう査定が難しい。
というのは法律は改訂されるし判例も日ごとに増えるから。
以前は「加除式」という文字通り(改正法や新しい判例を)加えて、古いものを除くという本がありました。
今では電子データのやり取りなのでそういう面倒がなくなっています。
そういうわけで法律の本は古くなると役に立たない。
それどころか「百害あって一利なし」という専門家もいます。
でも中には詳しく実務を解説した本で絶版になっている高いものもあります。
その辺は実際に本を見ないと分かりません。
近い場所なので行ってみることに。
で、結論を言うと大正解。
かなり専門的かつ実務的な本や住宅地図もお売りいただきました。
余談。
昼食がまだだったので法務局前の中華料理屋へ。
その名も「レストラン 喫茶 香港」。
実は私はこの店は15年以上昔から通ってます。
好きなのは担担麺と普通のラーメン。
担担麺は今は普通の良くある担担麺になってしまったけど、
以前はこの店独特の赤い透明なスープのゴマがたっぷりのものでした。
担担麺としては邪道かもしれないけど、私はいまでも敢えてそちらを注文します。
それにラーズジ定食。
ピリ辛の鳥肉炒めの定食です。
15年前と場所も変わったけど店名が変わりました。
最初はたしか「唐人閣」。
次が「青島」。
そして今が「レストラン 喫茶 香港」
正直言ってだんだんネーミングが悪くなる。
でも安くて美味いのは相変らず。
日本語が片言だけど明るいお母さんがいつもお店にいます。
店の中に一歩入ると、香港の裏通りの店はかくあらん、という感じ。
2014.12.1
宗像まで雑誌の買取に。
最初は「文学全集や小説がたくさんあるけど買ってもらえるか?」
というお電話。
詳しく聞くとそれ以外にも古い雑誌がたくさん出てきたとのこと。
ご実家が古い農家で、その解体のために整理していたところ、いろんな物が出てきたそう。
こんなのがたくさん出てきました。
さらには50年前の週刊誌も!
読みだしたら面白くてきりがない。
たとえばこんなの。
いまどきはやりの「日本大好き外国人」ネタのハシリと言えそうです。
「おらが村のヤンキー娘 ジョニ・ウエイトさん」
この人その後どうなってるのか知りたくてググってみました。
といっても英語の綴りがわからないので手探りで。
男じゃないからまさかJohnnyってことはないだろうとJoannie とかいろいろトライ。
どうやらJonyまたはYoni Waiteという名前で80歳を超えていまだに活躍中のアーティストであると判明。
このあとアフリカのケニアにわたり30年すごしたのち、近年は日本に戻って個展をやったりしている模様です。
面白いですね。
他にもこの記事。
いまをときめく渋谷になぜ西武百貨店があるのか?
これは西武が渋谷進出を決めたときの世間の驚きが記事になっています。
写真に出てくる堤清二が若い。
写真の点線で囲まれているのは西武百貨店のA館B館と東急シネマ(?)があったビル。
今はどうなってるのかとグーグルストリートビューをみたらツタヤのビルになってました。
最後にこれ。
誰だかわかりますか?
岩下志麻さんでした。

福岡市周辺での古書買取日記 古本の愉しみ


10月 9th, 2014 | Permalink

先日買い取りした本に高校時代の教師の名前を発見しました。

それがこの本『北九州の自然』

 北九州とあるけど、北九州市のことではなく「北部九州」の意味です。

前書きにそう書いています。

昭和41年(1966年)発行。

当時は北部九州という言葉はあまり一般化してなかったようです。

がんらい「北九州」というのはもっぱら「北部九州」を言うための言葉だったところに「北九州市」ができたので、別の意味を持ちだしたというのがおそらくは歴史的な経過だと思います。

そのため「北」だけやむなく「北九州」と「北部九州」を使い分けするようになった。

南九州という言葉はいまだに使われています。

南部九州とは聞いたことがありません。

ちなみに北九州市の誕生は1963年。

この本ができた1966年頃はまだ「北部九州」の意味で「北九州」が使われていたのでしょう。

ところで表紙はどこだかお分かりでしょうか?

「北九州」と来た上に煙突のような高層構造物。

きっと北九州市のどこかに違いない、皿倉山あたりだろうと思った私は大間違い。

これ、本には明記されてませんがおそらく福岡市南区高宮のTNCの放送塔です!

このタワーの形はネットで調べる限りTNCのタワーと一致しています。

手前の緑地帯はおそらく高宮浄水場。

塔の右に見える白くて大きな建物はどうやら九州松下電器。

サブタイトルには「福岡・佐賀両県下全域の地形・地質・植物・動物と採集ハイキングコース」。

ということはいまどきはやりのトレッキングや近場の登山の関連需要が見込めて売れるかも、と思うのが古本屋の習い性。

さっそく中身をチェックすると昔の本だけあって丁寧な作り。

巻末の執筆者一覧に高校時代の生物の尼川先生の名前を見つけてびっくり。

 専門が苔とは聞いていましたが、ここでも英彦山の苔について書かれています。

よかばい堂では専門書・絵本・雑誌などさまざまな本を買い取りします。

こんな本が売れるのかな?と思ったらお気軽にご相談ください。

お電話お待ちしています。

092-408-4208

春日市桜ケ丘1-45

追記

朝日新聞朝刊に広告を掲載しました。

地方版の目立たない場所にひっそりと。

新聞広告はネットに比べて費用対効果が悪いという話はさんざん耳にしていたけど、実際に経験したくて出稿してみました。

今のところ(午後3時半)この広告による電話はまだいただいてません(;´・ω・)

古い本や雑誌の処分をご検討なら、ご相談ください。

さまざまな解決策をご一緒に考えます。

よかばい堂

092-408-4208

春日市桜ケ丘1-45

2014.10.14追記

中央区の法律事務所からお声が掛り行ってまいりました。

書庫の一角に積み上げられた処分対象の法律書の山。

もちろん判例集や雑誌類で買えないモノもありますが、専門性の高い本を中心に大型段ボール(いわゆる「バナナ箱」というやつ)で15箱ほど買わせていただきました。

これから大量出品が続きます。

ご期待ください。

本が好き、本を買うのはもっと好き。

さまざまな本を買い取ります。

お売りになる方のご要望をじっくりお聞きします。

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2014.10.18追記

薬学系の本を買い取りました。

この季節に珍しい出物ですが、ご事情があるのでしょう。

事前に弊店ホームページからお問い合わせをいただき、1冊づつ買い取り価格を知らせてくれとのことで、回答した直後にOKの電話をいただきました。

他の店(宅配買い取りの店)にも問い合わせしたそうですが、「ぜんっぜん価格が違う!」とのこと。

そこまで言っていただけるとこちらもちょっと面映ゆい。

おかげで仕入れ先もこちらも満足。

本が好き、本を買うのはもっと好き。

よかばい堂はさまざまな本を買い取ります。

専門書、美術書、雑誌などなど。

いろんなご要望にも対応します。

「全部まとめて処分したい」

「なるべく高く売りたい」

「今すぐ来て欲しい」

など売りたい方お話をまずお聞きします。

お電話でご相談ください。

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春日市桜ケ丘1-45

古本屋も別の古本屋に本を売りに行くことがあります。

きのうはこんな本を売りに。

いつも売りに行く全国チェーンの大手古本屋さん。

全部で4箱ぐらいで1310円で買い取ってもらいました。

安いのは仕方ありません。

ネット上では値崩れして売りづらい本がほとんどです。

値のつかない本も引き取って処分してくださるので助かります。

福岡市周辺 古本買取日記 宗像市・春日市・福岡市西区・城南区


7月 29th, 2014 | Permalink

2014.8.2 昭和の相撲の雑誌

きのう紹介したプロレス雑誌とともに送られてきた雑誌「相撲」と「大相撲」。

昭和20年代-30年代のものです。

後の方に把になった山がありますが、全部でこの何倍もあります。

来週からは出品ラッシュです。

ご期待ください。

 

 

 

古書よかばい堂

本が好き、本を買うのはもっと好き。

少ない冊数でも、古い本でも、雑誌でも処分前にお電話ください。

092-408-4208

 

 

 

2014.8.1 力道山時代のプロレス雑誌

きのうお知らせしたプロレス雑誌が届きました。

古い割にはかなりいい状態です。

 

これ以外にもまだあります。

下の段の真ん中の号には石黒敬七の観戦記が掲載されています。

さっき本屋で立ち読みした『林芙美子紀行集 下駄で歩いた巴里』でこの石黒敬七の名前を見たばかり。

今日はよく遭遇します。

古い絵葉書の本でよく見た名前なのでそちら方面のコレクターかと思っていたら、実は柔道家らしい。

海外で柔道の普及をしていたということで、絵葉書をコレクションしたりパリで林芙美子と会ったりしたというこのようです。

 

 

中のグラビアはこんな感じ。

 

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2014.7.31

 大阪からの雑誌買い取りのお問い合わせ

きのう夕方福岡では大雨と激しい雷。

弊店も急きょサージ対策のためパソコンを止めて電源を抜きました。

万が一影響を受けると零細なネット書店では甚大な被害を受けるので用心の上にも用心。

そんな折、大阪から雑誌を売りたいというお問い合わせのお電話をいただきました。

懐かしい力道山の頃のプロレス雑誌などの貴重なコレクションを手放すとのこと。

この辺になるとかなりレアな商品なので思い切った見積もりをしたところ、東京の古書店よりも良い見積額だったとのことで弊店にお売りいただくことに。

売主様は「パソコンは苦手」とのことでしたが、わざわざ福岡の弊店をネットで見つけていただいたようです。

メールは苦手な方のようなので、あとは電話とファックスでやり取り。

ふつうはメールを使います。

運送業者には弊店から連絡し、「明日、着払い伝票を持参の上荷物を取りに行ってください」と依頼。

近いうちに荷物が届く予定です。

珍しいものなのでここでご紹介したいと思います。

乞うご期待。

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2014.7.30 今月の買い取り

7月の買い取りをざっと振り返ってみます。

大型の買い取りが多かったです。

宗像市では医師のコレクションの処分をお手伝いしました。

鴎外全集が出てくるところなんざ、さすがお医者さんだという感じ。

全集ものが多かった印象。

医学書や趣味の絵画・墨絵などの本も多かったです。

大雨が降っていましたが、本を車に積むときには小康状態となり本がぬれずに助かりました。

 

 

春日市では父親が本を処分したいので手伝っているという娘さんからの依頼で出張買い取り。

条件は「全部処分してほしい」ということ。

こういう場合は処分にかかる手間を勘案して見積もりいたします。

すぐ近くに大手古本チェーンの店舗があるので、そこには頼まなかったのかと聞くと、

「駐車場が無いと来ないと言われたんです。それに、持って行かなえければ引き取らないと言われました」

とのこと。

段ボールで50箱ほどありましたが全部お引き受けしました。

 

ほかにもいくつか。

・西区愛宕浜では転居する予定の方からCD200枚と本を数箱分

・城南区田島では新しい文芸書やビジネス本を数箱

・大野城市白木原ではフランス料理や日本料理に関する本を大量に

 

あと弊店にお持ちいただいたのがけっこうあります。

店舗はありませんが、お持ち込みいただくのは大歓迎。

そのうちのお一人は児童書を数箱お持ちいただき、

「あるマンガ中心の古本チェーン店に持ち込んだら、全部で100円と言われた。妻が子どものころ読んだ本だし、もう少しどうにかならないかと思い持ってきました」

とおっしゃってました。

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2014.7.29『日本のむこ殿 外国資本物語』有沢広巳校閲 読売新聞社会部

序文によると書名の意味は「日本経済における外国資本の進出とその支配の様相」ということらしい。

でも、それがなぜ「むこ殿」につながるのかはよくわからない。

時代が変わってしまい言葉の持つ意味や含蓄が失われたり共有できなくなっているからなのかもしれません。

われわれ世代はむこ殿と言えば「必殺仕掛け人」を思い出します。

婿がいるならその妻がいるし、さらに婿と呼ぶのは親の世代だから登場人物は3人はいるわけです。

そのどれが誰だかよくわからないというままななめ読み。

 

 

 

拾い読みするうち、これはよかばい堂好みの本だと判明。

面白くてついつい読んでしまいます。

読売新聞の連載「日本の婿殿」をまとめたものらしいのですが、連載中からアメリカからは不評だったらしくタイム誌1955年4月12日号で批評されたとあります。

調べてみたらタイムのデータベースで同記事を発見。

タイム1955年4月12日号”Cold Front Over Japan”

 

 

他にもいろいろありますが、キリが無いのでいったん仕事に戻ります。

気が向いたらまたご紹介しましょう。

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2014.7.29

石原慎太郎『完全な遊戯』

石原慎太郎の『完全な遊戯』の初版本です。

昭和33年、新潮社発行。

カレンダーの紙で作った自家製のカバーでくるまれていたのでけっこう良好な程度ですが、

残念ながらゴム印が押されています。

といういわけで安く出品中。

 

装丁は前川直。

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福岡市周辺 古本買取日記  春日市・宗像市・糸島市の巻


7月 20th, 2014 | Permalink

2014.7.28『九州の沢と源流』

先日の土曜日山登りに行ってきました。

といっても初心者ばかりで近場の山、ということで井原山に行きました。
行政的には糸島市にあたります。
登山口には前原市のままの標識がいくつかありました。

最近私の周囲に山ガールや山おじさん(ガールとおじさんじゃバランス的にどうかと思うけど、まあこのままにしておきます)が増殖中。

同級生の間でもやたらと登山が流行っている様子です。

私も登山靴を買ってしまいました。

買ったからには登らにゃソンソン、というわけで誘われたら基本的に参加することを旨としています。

 

たまたまその数日前に仕入れた本の山からこんな本を発見。

『九州の沢と源流』(吉川満)葦書房から昭和62年に出た本です。

なかなかマニアックな本です。

なんせ沢登りの専門書。

写真やイラストは少ないのでよくわからない部分もあるけど、装備には地下足袋と脚絆が良いとあります。

地下足袋はわかるけど脚絆はちょっとイメージしにくい。

とにかく沢登りというだけに水の中をじゃぶじゃぶ登っていくのでしょう。

夏は涼しくて気持ちよさそう。

でも、かなり体力的にはかなりハードな気もします。

 

 

実際に山に行ってみて、とてもこの本は自分には上級すぎて10年早いという判断を下しました。

本の中身はこんな感じ。

沢の地図が詳しい。

よかったらご検討ください。

アマゾンに出品予定です。

 

 

 

 

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2014.7.28『釣った魚をおいしく食べる

さきほど書いた石橋エータローのことが気になってネットで調べてみると、なんと父親とそっくりのタイトルの本を出していることが判明。

『釣った魚をおいしく食べる』がそれで、父親のは『釣った魚はこうして料理』。

 

アマゾンのレビューには「、レシピのあいまに父との釣りの思い出が挿入される。これが、なかなか情緒があって良い」とあります。

これを見てさっそく注文。

石橋エータローは子供時代は父は死んだと言われて育ったらしい。

その後事実を知り父に会いに行くと最初は歓待されるが、後日母親がエータロー名義で慰謝料請求訴訟を起こすと一転疎まれだした。

クレイジーキャッツでは茫洋としたイメージだった彼にそんなことがあったとは初めて知りました。

 

そんなことがあっても父と同じミュージシャンの道を進み、似たタイトルの本を書いたとなると父親の影響の大きさを感じます。

そう思って父親=福田蘭堂の本をぱらぱらめくってみると僅かに両親について触れている箇所を見つけました。

引用します。

「私の父も母も洋画家であった。が、事情あってわたしを母の両親にたくして旅にでてしまった」

 

他にもあるかもしれませんが、見落としていても古本屋のぱらぱら読書につきご容赦のほどを(ちゃんと読みたい方はぜひお買い求め下さい!とここでPR)。

 

 

あと、石橋エータローの母親は石橋家の血を引くらしい。

となるとやはりあのブリジストンの石橋家でしょうか。

なぜなら祖父青木繁は久留米の人。

この辺も調べてみると面白そう。

 

福田蘭堂の本は、少しぱらぱら読みしたら、壇一雄や開高健といった釣りや料理の好きな文人たちの名前も出てきます。

さらに西唐津・呼子などの九州の地名も。

もっと読みたいけど、この辺にして仕事に戻りましょう。

 

 

 

 

 

2014.7.28 『釣った魚はこうして料理』

画家の青木繁とクレイジーキャッツをつなぐ本。

と、何やらいわくありげな書き出しですが、Wikipediaで仕込んだにわか仕込みの受け売りです。

先日仕入れた本『釣った魚はこうして料理』。

著者の福田蘭堂は青木繁の息子です。

これがその人。

釣りが得意な様子ですが、本職は音楽家・尺八奏者。

ただ何度か警察沙汰になったこともあったようで、極めつけは女優の川崎弘子を映画のロケ地に向かう船上でレイプしたらしい。

その後川崎と結婚したというのは、今の感覚ではわかりにくいけど「キズモノにしたので、男として責任を取った」ということでしょうか。

当時彼は別に妻子があったらしい。

その前妻との間にできた息子がクレイジーキャッツの石橋エータロー。

石橋からみると、祖父が青木繁で父親は札付きのワル(ちょっと言い過ぎか?)。

自分を作ったあと母を残して別の女(女優)と再婚した、ということになりそうです。

 

 

 

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2014.7.23

先日買い取りした本から思わぬ希少本が出てきました。

自慢できることではないのですが、

これは正直見積もりから漏れていた、という訳で追加の買い取り金額を現金書留で今からお送りします。

ときどきこういうことが起きます。

まだまだ修行が足りません。

理想的には買取のその場で全部目利きしたいのですが、やはりすべての分野で漏れなくやることは難しい。

もちろん理想を手放すことはしませんが、まだまだ修行の身です。

後日のフォローでカバーさせていただくしかないと思っています。

 

 

この本です。

かなり珍しい本。

オークションに出品します。

 

 

2014.7.22ツイートより

 

2014.7.20

暑いさなかの重い本の移動は重労働。

若くない身にはこたえます。

そうはいいつつ、本の買い取りのお電話をいただくと元気が出るのが古本屋の性分!

(2017年12月12日追記)

以下の部分は現在の弊店の買取りには当てはまらないので削除させていただきます。

過去にはこういうサービスもしていましたが、あまりにもご希望が多すぎるため対応ができなくなってしまいました。

申し訳ございません。

 

先日は春日市で、百科事典・文学全集の引取りを条件に本をお売りいただきました。

老舗の書店はこんなことはしません。

弊店のような新参者はそうも行かず、誰もやらない(多分。少なくとも福岡では聞いたことがない)百科事典や文学全集の引取りを買い取りの目玉に据えてます。

この点は弊店のセールスポイントです。

まだ体が動くうちはこのサービスは続けるつもり。

ただし、他にも買い取りお引き取りできる本がある場合に限ります。

ときどき百科事典や文学全集だけをタダで持って行って、と言われることがありますが、残念ながらご容赦いただいてます。

ご理解ください。

 

 

2014.7.14 ツイートから

 

 

 

 

 

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売れました 『相撲 昭和45年1月初場所号』『グラフNHK 昭和45年3/1』


7月 12th, 2014 | Permalink

2014.7.12

 『相撲 昭和45年1月初場所号』『グラフNHK 昭和45年3/1』

2冊の雑誌が同じ人に落札されました。

2冊とも昭和45年発行。

落札者の方はこの年に中学校を卒業されたそうで、その同窓会の準備をなさっているとのこと。

この雑誌も同窓会の余興のひとつかもしれません。

「昭和45年」というキーワードで雑誌を探しておられたようです。

いろんな方がいろんな本を探しているのを知ることができ、興味深いです。

 

 

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2014.7.13追記

『ぼくの英才教育』神津善行

特に珍しい本ではありません。

アマゾンでもそんなに高くない。

ぼくの英才教育

 

興味深いのはお買い上げいただいた本の送り先が神津島ということ。

神津善行と神津島。

出来過ぎた話みたいですが、本当です。

神津家って神津島出身なんでしょうかね。

ちょっと気になりました。

 

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新入荷本のご案内


7月 11th, 2014 | Permalink

2014.7.11入荷

『世界の放送 BCLのすべて』

編集がニッポン放送。

深夜放送はニッポン放送という時代に育っている身としては、この編集者は心強い感じがします。

昭和50年(1975年)の本だから、まさに深夜放送(オールナイトニッポン)の全盛期。

福岡では当時も今も民放AM局は2つしかなく、1時になるとオールナイトニッポンをネットする局(KBC九州朝日放送)と、全番組を終了する局(RKB毎日放送)でした。

 

BCLやベリカードという言葉も懐かしい。

個人的にも気になる本です。

 

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古本の出張買い取りをします。

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条件次第でお引き受けします。

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2014.7.12入荷

『太平洋戦争写真史 グアムの戦い』

版元は日刊沖縄社。

グアムには沖縄からの移住者が多かったと聞きます。

その関係で沖縄の新聞社が出版したのかと思います。

きわめて珍しい写真集です。

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2014.7.12新入荷

『凍土地帯 スターリン粛清下での強制収容所体験記』勝野金政

 

著者の勝野金政についてはウィキペディアの項目が存在します。

それによると「勝野 金政(かつの きんまさ、1901年4月9日 – 1984年1月13日[1][2])は、日本の共産主義者、社会主義運動家。1928年から1934年までソビエト連邦に滞在。この間大粛清に遭遇し、他の日本人の密告により逮捕投獄され、ラーゲリに収容されたが、釈放されて生還した」とあります。

ラーゲリとは強制収容所のこと。

20世紀初頭に生まれ若くして社会主義シンパとなりソ連へ行くが逮捕投獄の上ラーゲリ行きとなり、かなり早い時期にスターリンの批判者となったようです。

この著者の本は現在入手困難なものがほとんどです。

この本も珍しいもの。

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条件次第でお引き受けします。

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2014.7.12入荷

「小学館入門百科シリーズ」

きのう福岡古書組合の「交換市」(古書店同士が本を融通しあう市場)が行われ参加しました。

そこで仕入れた本の一部。

珍しいモノも混じっています。

これから出品していきます。

お楽しみに。

昭和40-50年代ごろにでた「小学館入門百科シリーズ」の数冊です。

『水泳入門』古橋広之進

『川づり入門』表紙の絵は矢口高雄です。

『世界ミステリーゾーン』和巻耿介

ミステリーゾーンにも入門する本があるのですね。

『ウルトラ怪獣入門』監修円谷プロダクション

構成は「怪獣博士」こと大伴昌司。

 

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条件次第でお引き受けします。

 

 

 

2014.7.13入荷

『村のクリスマス物語』ミス・リード著 中村妙子訳

著者ミス・リードMiss Readの本名はドーラ・セイント。

しかし、あまりにもあからさまなペンネームにちょっと笑ってしまいます。

2002年に出た本ですがこれも稀少本。

同じ版元の日向房からは『村の学校』『村の日記』『村のあらし』という同じ著者による初期三部作が出ています。

 

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2014.7.13

「スクリーン 1957年4月号」

何の変哲もない「スクリーン」のバックナンバー。

表紙はモンゴメリー・クリフト。

愛称「モンティ」。パイソンが出る前はこの人こそがモンティだった。

 

 

ここまでは、まあ当たり前のバックナンバー。

ところが中を見ると、こんな記事が。

 

映画好きの方ならご存知かもしれません。

町山智浩の『トラウマ映画館』で紹介されて有名になった「悪い種子」。

荻昌弘さんの熱のこもった批評が4ページも。

 

ほかにも上野一郎による「アメリカ映画の生命をにぎるプロダクション・コードの話」なんていうのも今日的なテーマかもしれません。

プロダクションコードはヘイズコードとも呼ばれています。

アメリカ映画の歴史を語る上でこの改廃はポイントとなりそうです。

1957年と言えばヘイズコードが弱体化し始めた頃といえるのでしょう。

記事ではどう扱われているか興味深いです。

 

 

さらに興味を引くのはデビュー後間もないエルヴィス・プレスリー扱い。

まだまだキワモノ扱いで、紹介記事もおそるおそるといった感じ。

いくつか引用してみます。

「モミアゲ長き二十二歳の歌手。トラック運ちゃん上りの楽譜も読めぬ彼が、今やアメリカの子女を狂乱に陥らせている」

「日本なら、中村錦之助に稀代の色男スタアであるルドルフ・ヴァレンチノをこきまぜてよごしたような」

「アメリカ各地のポストに、肉食愛好女性の溜息をのせて投げこまれる”プレスリイ様御許へ”のレターは、一週三千通以上」

 

かなり感情的なというか、あまり好ましく思っていない書き手の感情があふれているような筆致です。

いまでは肉食系女子などといわれてますが、「肉食愛好女性」という表現がすでに60年近く前にもあったのですね。

このスクリーンのバックナンバーもおいおい出品してまいります。

古書よかばい堂

古本の出張買い取りをします。

お電話でご相談ください。

百科事典等の処分でお困りの方もご相談ください。

条件次第でお引き受けします。

 092-408-4208

 

 

 

 2014.7.20入荷

『何でも見てやろう』小田実

戦後のベストセラーの歴史を語る上で必ず出てくる本。

たしか東大文学部の古代ギリシャ語を専攻した筆者が、フルブライトの奨学金をもらってアメリカに留学した顛末を記したもの。

私も中学生の頃に読んだ記憶があります。といってもすでに「歴史的なベストセラー」になった後のことです。

同時代で読んだわけではありません。

それにしてもこの装丁がなんともうれしい。

かなりきれいな状態で残っています。

奥付をみると121版となっています。

さすがに戦後を代表するベストセラー。

帯もちゃんとついているのが古本屋としては嬉しいです。

 

 

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