2019年7月24日
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料理の本をたくさん仕入れました。
これはその中のひとつ。柴田書店から出ている新フランス料理シリーズの6冊。
なかなか手に入らない本でプレミアがついているものもあります。
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7月 29th, 2014 | Permalink
きのう紹介したプロレス雑誌とともに送られてきた雑誌「相撲」と「大相撲」。
昭和20年代-30年代のものです。
後の方に把になった山がありますが、全部でこの何倍もあります。
来週からは出品ラッシュです。
ご期待ください。
古書よかばい堂
本が好き、本を買うのはもっと好き。
少ない冊数でも、古い本でも、雑誌でも処分前にお電話ください。
092-408-4208
きのうお知らせしたプロレス雑誌が届きました。
古い割にはかなりいい状態です。
これ以外にもまだあります。
下の段の真ん中の号には石黒敬七の観戦記が掲載されています。
さっき本屋で立ち読みした『林芙美子紀行集 下駄で歩いた巴里』でこの石黒敬七の名前を見たばかり。
今日はよく遭遇します。
古い絵葉書の本でよく見た名前なのでそちら方面のコレクターかと思っていたら、実は柔道家らしい。
海外で柔道の普及をしていたということで、絵葉書をコレクションしたりパリで林芙美子と会ったりしたというこのようです。
中のグラビアはこんな感じ。
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本が好き、本を買うのはもっと好き。
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きのう夕方福岡では大雨と激しい雷。
弊店も急きょサージ対策のためパソコンを止めて電源を抜きました。
万が一影響を受けると零細なネット書店では甚大な被害を受けるので用心の上にも用心。
そんな折、大阪から雑誌を売りたいというお問い合わせのお電話をいただきました。
懐かしい力道山の頃のプロレス雑誌などの貴重なコレクションを手放すとのこと。
この辺になるとかなりレアな商品なので思い切った見積もりをしたところ、東京の古書店よりも良い見積額だったとのことで弊店にお売りいただくことに。
売主様は「パソコンは苦手」とのことでしたが、わざわざ福岡の弊店をネットで見つけていただいたようです。
メールは苦手な方のようなので、あとは電話とファックスでやり取り。
ふつうはメールを使います。
運送業者には弊店から連絡し、「明日、着払い伝票を持参の上荷物を取りに行ってください」と依頼。
近いうちに荷物が届く予定です。
珍しいものなのでここでご紹介したいと思います。
乞うご期待。
古書よかばい堂
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7月の買い取りをざっと振り返ってみます。
大型の買い取りが多かったです。
宗像市では医師のコレクションの処分をお手伝いしました。
鴎外全集が出てくるところなんざ、さすがお医者さんだという感じ。
全集ものが多かった印象。
医学書や趣味の絵画・墨絵などの本も多かったです。
大雨が降っていましたが、本を車に積むときには小康状態となり本がぬれずに助かりました。
春日市では父親が本を処分したいので手伝っているという娘さんからの依頼で出張買い取り。
条件は「全部処分してほしい」ということ。
こういう場合は処分にかかる手間を勘案して見積もりいたします。
すぐ近くに大手古本チェーンの店舗があるので、そこには頼まなかったのかと聞くと、
「駐車場が無いと来ないと言われたんです。それに、持って行かなえければ引き取らないと言われました」
とのこと。
段ボールで50箱ほどありましたが全部お引き受けしました。
ほかにもいくつか。
・西区愛宕浜では転居する予定の方からCD200枚と本を数箱分
・城南区田島では新しい文芸書やビジネス本を数箱
・大野城市白木原ではフランス料理や日本料理に関する本を大量に
あと弊店にお持ちいただいたのがけっこうあります。
店舗はありませんが、お持ち込みいただくのは大歓迎。
そのうちのお一人は児童書を数箱お持ちいただき、
「あるマンガ中心の古本チェーン店に持ち込んだら、全部で100円と言われた。妻が子どものころ読んだ本だし、もう少しどうにかならないかと思い持ってきました」
とおっしゃってました。
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2014.7.29『日本のむこ殿 外国資本物語』有沢広巳校閲 読売新聞社会部
序文によると書名の意味は「日本経済における外国資本の進出とその支配の様相」ということらしい。
でも、それがなぜ「むこ殿」につながるのかはよくわからない。
時代が変わってしまい言葉の持つ意味や含蓄が失われたり共有できなくなっているからなのかもしれません。
われわれ世代はむこ殿と言えば「必殺仕掛け人」を思い出します。
婿がいるならその妻がいるし、さらに婿と呼ぶのは親の世代だから登場人物は3人はいるわけです。
そのどれが誰だかよくわからないというままななめ読み。
拾い読みするうち、これはよかばい堂好みの本だと判明。
面白くてついつい読んでしまいます。
読売新聞の連載「日本の婿殿」をまとめたものらしいのですが、連載中からアメリカからは不評だったらしくタイム誌1955年4月12日号で批評されたとあります。
調べてみたらタイムのデータベースで同記事を発見。
タイム1955年4月12日号”Cold Front Over Japan”
他にもいろいろありますが、キリが無いのでいったん仕事に戻ります。
気が向いたらまたご紹介しましょう。
古書よかばい堂
本が好き、本を買うのはもっと好き。
少ない冊数でも、古い本でも、雑誌でも処分前にお電話ください。
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石原慎太郎の『完全な遊戯』の初版本です。
昭和33年、新潮社発行。
カレンダーの紙で作った自家製のカバーでくるまれていたのでけっこう良好な程度ですが、
残念ながらゴム印が押されています。
といういわけで安く出品中。
装丁は前川直。
古書よかばい堂
本が好き、本を買うのはもっと好き。
少ない冊数でも、古い本でも、雑誌でも処分前にお電話ください。
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11月 28th, 2013 | Permalink
西鉄大牟田線に雑餉隈という駅があります。近くにはJR鹿児島本線の南福岡駅も。
このあたりは福岡市南区と博多区と大野城市と春日市の境が接していて入り組んでいます。
今日はそのうちの博多区で大量の料理本の出張買取をしました。
中華料理、和食、洋食、フランス料理、イタリアン、エスニック…。
ありとあらゆる料理本です。全集や貴重な雑誌も大量に含まれていました。
味公爵の全巻セット揃い。
季刊フランス料理もこんなに揃っています。
タイムライフ社の全集。
これはラルースの料理百科事典全6巻。
雑誌dancyuの山。
どうですか?
壮観でしょう。
これでもまだほんの一部。
人気の入江麻木さんの本も出てきます。
小澤征爾の義理のお母さんですね。
ロシア人貴族に嫁入りし、相手の料理を徹底的に仕込まれたそうです。
中央公論社から出たいまでも人気の「シェフシリーズ」と「暮しの設計」。
すごく金のかかった編集で、もうこんなシリーズは作れないのでは?と思うほど。
おかげで料理の本には一当たりできたので、ずいぶん勉強になりました。
よかばい堂は料理の本・レシピ本の買い取りを積極的に行っています。
まずはお電話でご相談ください。
092-408-4208
追記:2014.2.27
今日お電話で『気軽に楽しむスペイン料理』という本についてお尋ねがありました。
このときに仕入れた本の1冊です。
中央公論の「暮しの設計」シリーズの一冊で古本価格にプレミアが付いています。
このシリーズや同じ中公の「シェフシリーズ」はけっこうプレミア価格になっているものが多いです。
ここでいうプレミアとは定価を上回っているという意味です。
絶版または品切れ重版未定の本で、需要が供給を上回と相場が上がります。
当たり前ですが、逆に絶版でも供給が需要より多ければ価格は上がりません。
中学校の社会科みたいですね。失礼しました。
おそらく今ではこんなに手間ヒマと予算をかけた雑誌はもう作れないのでしょうか。
そんなこともプレミアになる理由のひとつかもしれません。
ひとつのレストラン、ひとりのシェフを紹介するために1冊を費やしているという贅沢なつくり。
料理の写真を撮るにはまず料理を作らなければならない。
店側の協力も大変なものでしょう。
この本ができた1993年問えば、バブル期は一応終わってはいたものの、まだ世間的には相変わらず社用族が経費を使っていたころ。
リゾート開発も盛んであらゆる業界から「視察」という名の費用は会社持ちの旅行が盛んだったころです。
店側も協力すれば充分元が取れるほど客が来たのでしょう。
以上、サラリーマン時代を思い出しながら書いてみました。
でも、確かに当時は会社の金で仕事してるんだか遊んでるんだかわからない人が会社にたさんいました。
さらに、店側もメニューを増やすためにもこういう本の需要があったでしょうから、作ればどんどん売れたのだと推測できます。
以上一古本屋の勝手な憶測です。
きっと勘違いや間違いが多いでしょうから、ご指摘いただければ幸いです。
お電話いただいた方ともそんな話を数分して、なぜ相場が高くなっているかをご説明しました。
本に関するさまざまなお問い合わせお待ちしています。
本を売る時もできれば本棚の整理前にお電話ください。
092-408-4208
090-3664-6867(携帯)
11月 4th, 2013 | Permalink
文庫本や小説のほとんどはネット上では古本価格が暴落してます。
だからめったなことじゃお引き取りできないのですが、
昨日はめずらしく例外的なケースが発生。
お電話をいただいたので、どんな本の処分かと聞いたら、
「赤川次郎やアガサクリスティーなど」とのこと。
残念ながらその手の本はアマゾンではほぼ間違いなく1円~数10円。
当店では仕入れても人件費で赤字になる。
正直にそう伝え、「ブック〇フ」さんにお持ちにになった方がいい値が付きますよと言ったところ、
「もっていくのが面倒で…」とのこと。
つまりタダで構わないから処分してほしいというご相談。
なるほど、こちらも商売だから無料ならなんとか処分の方法もある。
無料で引き取りることで交渉成立。
ただし、弊店からあまり遠くない場所で、傷みのない本が大量にあったので可能な例外的ケース。
筑紫野市の俗名院というご住所。
JR鹿児島本線の天拝山と西鉄大牟田線の朝倉街道駅の近くです。
弊店からはクルマで小一時間。
ある程度まとまった分量の本があれば喜んで参上します。
まずはお電話でご相談ください。
092-408-4208
2014.7-8追記
料理の本を処分なさりたいとのことで、大野城市まで参りました。
このあたり、春日市・大野城市が複雑に入り乱れていていまだに混乱してしまいます。
春日運動公園が近くにあります。
それもあってちょっと混乱するのかな。
大野城市は不思議な形をしています。
細長いひょうたん型で、接する自治体の数が多い。
福岡市(博多区)
春日市
太宰府市
筑紫野市
糟屋郡宇美町
筑紫郡那珂川町
福岡の人にはわかると思いますが、宇美町と那珂川町とに接しているというのが不思議な感じがします。
しかも大野城のと春日の市役所がきわめて近接している。
そんなこんなでいまだにちょっと戸惑います。
閑話休題。
売主さんは若い男性。
料理の勉強をしているんでしょうが、どうやら先輩から譲り受けたかなり古い本。
「ミルメニュー」全8巻
「フランス料理新大事典」全6巻
「現代フランス料理」(辻静雄)全6巻
じっくり査定し金額提示したところ一発でOKいただきました。
料理の本をお売りの際はよかばい堂にご一報ください。
電話でのご相談にも応じます。
お気軽にどうぞ。
本の話は喜んでさせていただきます。
春日市は福岡県で最も住みやすい自治体だ、と知り合いの春日市民が自慢してました。
彼によると春日市は福岡市とは別の水源地を持っているらしく、渇水になりにくいのだとか。
最近はそうでもなくなりましたが、30年ほど前は夏はよく水不足になりました。
夏休みに東京から帰省すると取水制限で風呂の水を何度も使ったり、喫茶店でも水が出てこなかったりと珍妙な光景が見られました。
春日市は福岡市南区にも隣接しており、弊店からは市内と同等に近い感覚です。
春日市に白水大池という公園があります。
周囲には閑静な住宅地が広がっており今回はその一軒から声をかけていただきました。
なんでも年配のご両親(特にお父上)が長年集めた本を処分なさりたいとか。
最初はすぐ近くにある大手古本チェーン店にお尋ねになったところ、
1)駐車場がないと買い取りにいかない
2)買い取らない本は引き取らない
と言われ困って弊店に声をかけていただきました。
ぜんぶまとめて処分したいが、なかなか対応してくれる古本屋が少ないのだとか。
実際に行ってみると駐車場はないものの前面道路に短時間置いてもなんら問題がないような住宅街です。
さらに、ご年配の方にとって困るのは買取できない本の処分。
現地に到着すると確かにいまではどこも引き取らない百科事典・文学全集などが大量。
これは買い取りする古本屋が少ないので、結局は自分で廃棄処分にしなければなりません。
これが大変。
紐を掛けて、クルマに積んで、ごみ処分場まで運んで、さらにお金を払わなければなりません。
夏の暑いときに老人がやる仕事ではありません。
というわけで、弊店が全部引き取ることを条件にお譲りいただきました。
それにしても夏の暑い時期に重い本の箱を40箱ほども動かすは重労働。
2日経ち疲れも少し取れて肝心の本を見ると、
かなりの読書家の方だったようで専門的な内容の本も散見されました。
漢詩、尺八、和風建築、落語の本など多岐にわたります。
『三木助歳時記』安藤鶴夫 旺文社文庫版です
『数寄屋図解事典』
『漢詩名句辞典』鎌田正 米山寅太郎
『虚無僧尺八指南』戸谷泥古