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福岡市南区中尾での本の出張買取り


1月 25th, 2013 | Permalink

福岡市南区中尾は弊店のある長丘からクルマで10分ほどの場所。

寺塚・野間・若久を通るのが普通の道なのですが、近道の好きな人なら野間大池から柳河内を抜けることもできます。

猫ちゃんたちに囲まれながら査定しました。

あまり目立った本はありませんでしたが、見積もり価格に一発回答をいただき即決しました。

よかばい堂はさまざまな本の買取をしています。

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092-408-4208

春日市桜ケ丘1-45

福岡県宗像市で教育関係の本の大量買取り


1月 23rd, 2013 | Permalink

お電話をいただいたのは数日前。

大学の先生の蔵書と聞いたいたので満を持して出動。

宗像までは1時間ほどかかります。

まずは天神に出て昭和通りから千鳥橋へ向かい国道3号線で吉塚・箱崎・多々良・香椎を抜けて福岡市東区から

古賀市・福津市を経由するという道。

都市高速も九州自動車道も使わないルート。

往路はこれで行きました。

着いてみたら圧巻。

いやあ、確かに大量の本でした。

さすがに大学の先生だけあって本の売り方も慣れたもの。

こちらがいろいろ勉強させていただきました。

見積もり金額が手持ちの現金を上回ったので急きょ近くの銀行へ行き引き出しました。

多少時間がかかりましたが、クルマがパンパンになるまで詰め込み完了。

心理学・教育関係・言語関係の本が多かったです。

よかばい堂は専門書を喜んで買い取ります。

あるていどまとまった量があれば足を延ばすこともいたします。

まずはお電話でご損段下さい。

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2014.7.18追記

数日前の大雨の日に宗像市に出張買取に参りました。

自由が丘という新興住宅地があります。

戸建て住宅の立ち並ぶ住宅地です。

宗像市は何度か買い取りに行っていますが、いい本が多い印象があります。

勝手な想像ですが、家が大きいことも一つの理由かもしれません。

さらに堅い職業の方が多いという印象があります。

教育程度が高く、本を多く読む方が住んでいらっしゃるのでは、と推測。

近くには国立の福岡教育大学もあります。

県の職員や国家公務員も多い印象があります。

福岡県の職員だと福岡市と北九州市という二つの政令都市の中間に位置するここは、

通勤には便利なのかもしれません。

今日まで福岡市(博多)勤務でも明日からは北九州方面へ転勤、あるいはその逆なんてことは頻繁でしょうから。

全集ものが多いと電話でお聞きしていたので、段ボール箱を多数準備するため、

青果市場に寄って「バナナ箱」を15個購入。

1個50-60円ぐらいが相場です。

リンゴやミカンの箱よりは少し安いように思います。

バナナ箱は折り畳みできないから、つまりかさばるから安いのでしょう。

15個だと少ないかなと思いましたが、ふたを開けてみればほぼどんぴしゃ。

本を詰め車へ運ぶにあたって、売主さんにご協力いただき大変助かりました。

弊店ブログを読んでいただいているとのこと。

この文もお読みいただくかもしれません。

この場を借りて御礼申し上げます。

ありがとうございました。

お売りいただいたのは、

鴎外全集(岩波書店版全38冊)

土門拳全集

生命の実相(頭注版)全40巻

などの全集ものと、

古い医学書などが多かったです。

他にも美術全集や復刻版の名著復刻全集もありましたが、こちらは弊店よりも大手のチェーン店が高く見積もってくれるはずだと進言。

古い医学書をなぜ買うかというと、実用性は低いがコレクターの医師がいらっしゃるので一定の需要がある。

古くて黄ばんだりヤケたりしているので大手チェーンでは評価されませんが、弊店ではお引き取りできるものもあります。

よかばい堂では医学書をはじめさまざまな本をお見積りします。

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売れた本 『東京大空襲秘録写真集 』


1月 21st, 2013 | Permalink

よかばい堂店主は福岡の月刊誌「フォーNET」に「せどり屋雑記帖」と題する古本にまつわるコラムを連載中です。

毎月2冊弊店で取り扱ったプレミア本を紹介しています。

同誌のご厚意により過去の掲載分を転載させていただきます。

月刊フォーNET」2012年9月号掲載分

東京大空襲秘録写真集
雄鶏社編集部 (編集)
出版社: 雄鶏社 (1953)

東京大空襲は終戦の年だから、そのわずか8年後に出版された本。
有楽町の駅にうずたかく積まれた死体の写真の横には「首のない者、手足のない者、大腸の露出したもの等全く正視にしのびない」「四、五才位の女児が全身に血を浴びながら、その傍にすでに息絶えたまだ年若い母の亡骸にすがりつき、母の名を連呼している。見れば母の顔は面をむしりとったようになり、両足も太股から千切れている」とある。
まるでポルポトのカンボジアかアフガニスタンの報道写真だ。あるいはシリアの内戦か。いずれにせよいまのわれわれが最も遠いと思っている世界。それとほとんど同じ光景が有楽町に(そしてきっと日本のいたるところで)現出していたとは想像しづらい。
写真の少女も生きていればまだ七十前。われわれの親より若い。高い確率で生きているだろう。たかだか60数年前のことだ。
最後のページには銀座4丁目交差点の数年おきの写真。1945、50、53年と歳を追うごとに光が増える。「戦後8年の歳月はこの傷をいやして、東京に昔日の或は昔日以上の反映を与えている」とある。8年で大きく復興した。いまは8年前と大きな変化はない気がする。
お買い上げの主は、超有名企業の元社長と同じ名前。お住まいからしておそらくご本人だろう。

同コラムの過去の連載分は以下のブログでご覧いただけます。

http://d.hatena.ne.jp/yokabaido3/

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福岡県春日市で昭和レトロモダン系の古い雑誌を仕入れました


1月 19th, 2013 | Permalink

あちこちネットで覗いていると「昭和レトロモダン」という言葉を目にします。

さしずめこんな雑誌なんかそうじゃないかな。

昭和30年代から40年代ごろの高度成長期の雰囲気を伝える時に使われている模様。

1969年の秋の号。

この手の雰囲気がリバイバルしてるんでしょうか。

モデルさんが跨ってるのはホンダのモンキーじゃないかな。

最初の見開き。

左ページの広告のモデルは芳村真理。

大島渚監督の誘いを受けて女優デビューしたのが1960年。

この頃(1969年)は女優とモデルとどちらもやっていたことがわかります。

こうやって見るとなかなお洒落です。

見飽きません。

この手の雑誌やその他の本を、2月に福岡市中央区内のカフェが主催する「蚤の市」に出品する予定です。

詳細が決まったらまたお知らせします。

よかばい堂は手芸雑誌や手芸の本の買い取りをしています。

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よかばい堂の本のクリーニング


1月 18th, 2013 | Permalink

今日はよかばい堂の本のクリーニングについてご紹介します。

先日仕入れた古い本。

ビニールカバーがついています。

このビニールカバーが曲者で、古くなるとゴミを吸着してひどく汚れていることがあります。

たとえばこんな感じ。

これを外して、アルコールを吹き付けて拭き取ります。

丁寧な作業をしているのはバイトのsachiさん。

黙々と作業は続く…。

完成。

最初にお見苦しいところをお見せした分厚い本もこの通り。

きれいになりました。

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売れた本 日本プロ野球記録年鑑 (1986)


1月 15th, 2013 | Permalink

よかばい堂店主は福岡の月刊誌「フォーNET」に「せどり屋雑記帖」と題する古本にまつわるコラムを連載中です。

毎月2冊弊店で取り扱ったプレミア本を紹介しています。

同誌のご厚意により過去の掲載分を転載させていただきます。

月刊フォーNET」2012年10月号掲載分(その2)

 

 

 

日本プロ野球記録年鑑 (1986) [単行本]
出版社:ベースボール・マガジン社
発売日: 1985/12

 

 

表紙の4人すべて(特に下段の二人)がわかる人は相当なプロ野球ファンだと思う(答えは文末)。
プロ野球の良いファンではない店主だが、地元の球団が勝てば浮かれてみたり、西鉄ライオンズの懐古談に相槌を打つぐらいはする。
この本がプレミア価格で売れたので例によって梱包前の本をぱらりと開くと「ボレス」の3文字が目に飛び込んできた。
50代以上の元西鉄ライオンズファンはご存知だろう。主砲だった外人選手だ。昭和42年のオールスター戦に出場している。ラインナップを見ると張本・長池・大杉・野村・ブレイザー・池永(!)。半可通の店主ですら懐かしくて人に話したくなるぐらいだから、ファンはこれ一冊で何時間も楽しめるにちがいない。
ただ、この頃のデータは主たる内容ではない。1986年版とあるようにその年の公式戦の全記録と主要279選手の年度別全成績がメインコンテンツである。
こういった年鑑の類は過去のものほど入手しづらくなるので値が張ることになる。この年鑑も新しいものはさほどでもないが、1980年代のものにはかなりのプレミアが付いている。日本プロ野球機構の公式サイトに詳細なデータベースがあるとはいえ、過去のデータはこの年鑑ほど詳しくなさそうだ。
(答え:左上から時計回りにランディ・バース落合博満川端順熊野輝光)

 

 

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売れた本 『公務員試験論文答案集 専門記述マスター 憲法』


1月 11th, 2013 | Permalink

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月刊フォーNET」2012年11月号掲載分(その1)

 

 

公務員試験論文答案集 専門記述マスター 憲法

Wセミナー(編集)

早稲田経営出版 (2008/03)

 

就職における公務員の人気は相変わらずで、志望者は評判の高い予備校や教材への投資を惜しまないようだ。人生で最大のイベントのひとつである就職に直結するのだから、多少の投資は惜しくないだろう。合格さえすれば投資回収はできたも同然。安定した給与生活と老後を手に入れたのだから、僅かな投資など毫ほどにもなかろう。
アマゾンのレビューにはこうある。
「専門記述で憲法を選択する場合、現状ではこのテキストしか使えるものがありません。テーマが60もあるので、丸暗記はせずに、受ける試験の傾向に応じて範囲を絞りましょう。1つのテーマにつき800字と1200字の両方の解答が用意されており、使いやすい構成になっています」。
別の評者曰く「旧版の古本が価格高騰していたため、なかなか買えませんでした。やっと手に入りました。何より答案が使えます。時間がなければ、記述対策はこれ1冊でもいけるかもしれません。買って損はないと思います」。
司法試験予備校にも数百万円の授業料を取るところがある。弁護士をしている友人いわく「もし自分の受験時代にそんな学校があるのと知ったら、迷わず入学した」と即答した。彼は比較的早く20代半ばで司法試験に受かったが、その彼にしてこの回答。受験対策関係はプレミアものが多い。

 

 

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売れた本 『植生からよむ日本人のくらし―明治期を中心に 』


1月 11th, 2013 | Permalink

よかばい堂店主は福岡の月刊誌「フォーNET」に「せどり屋雑記帖」と題する古本にまつわるコラムを連載中です。

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月刊フォーNET」2012年12月号掲載分(その2)

 

 

植生からよむ日本人のくらし―明治期を中心に 

小椋 純一 (著)

出版社: 雄山閣出版 (1996/09)

 

この夏、家族で大分に行き九重の草原地帯を車で走った。
台風上陸前の強風にあおられる草原の光景は雄大かつ壮大、生意気盛りの子供たちすら感嘆の声を上げたほどだった。
そのときふと疑問が湧いた。草原とはいったい自然なのか人工なのか? 草原をあるがままに放置すれば自ずと森林となるのではないか? 草原であり続けるには放牧・焼畑などの人為を必要としないか? すなわち草原とは人為により成るもの、人工的なるもの、あるがままの自然とは異なるのでは、という疑問だ。
もしそうだとするなら、いつごろからどうやって草原を作ってきたのだろうか。しかしヤマトタケル熊襲を襲ったときはすでに阿蘇は草原だったような気がするが、その頃から焼畑か牧畜をしていたのだろうか?
こんな疑問が次々と湧くので帰宅後『草地と日本人』という本を読んでびっくり。つい最近まで日本は草原だらけだったそうだ。
でこの本だが興味深そうな図版がたくさんある。写真や浮世絵などを丹念に調べると当時草原があった場所がわかるという。もう少し読みたかったが、後ろ髪を引かれる思いで本を送り出した。
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売れた本:『流れ―写真集』


1月 10th, 2013 | Permalink

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月刊フォーNET」2012年12月号掲載分(その1)

流れ―写真集 (1984年) [古書]
日本機械学会 (編集)
出版社: 丸善 (1984/03)

 

流体力学の専門書。というか写真集。液体や気体の流れを研究する学問だと思うが、それを写真に撮り、しかもそれだけで写真集にしてしまうことは稀有のことなのだろう。どうやら類書は見当たらない。
しかも執筆陣というか写真提供者がきわめて多いのも本書の特色だろう。大学や国の研究所だけではなく自動車メーカー、重工、造船会社、重電関係の民間企業からも提供されている。つまり編集者である日本機械学会の会員たちであろう。
よかばい堂店主もサラリーマン時代にはゼネコンに勤務していたが、社内の設計部に水の流れの研究をしている研究者がいた。なんでもその流体力学とやらはかなり高度な数学を必要とするらしく、やたら数学の得意な東大卒が何人かいて、高校時代から全国模試の数学でトップをとったとか満点を取ったとか話していたのを耳にしたことがある。流体力学の世界とはきっとそういう人たちがぞろぞろいるのだろう。
そういう数学を使って解析すると同時に写真を撮ってその流れを可視化するというのが本書の成立の動機なのだろう。専門家が多くの写真を持ち寄ることでこの写真集ができている。
お買い上げいただいたのもどうやら大学で研究をしている専門家の方のようだった。

 

 

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売れた本:『糧食を軸に解き明かす”知られざる陸軍”の全貌 (〈歴史群像〉太平洋戦史シリーズ』 出版社: 学研 (2002/10)


1月 9th, 2013 | Permalink

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月刊フォーNET」2012年8月号掲載分(その2)

 

 

―糧食を軸に解き明かす”知られざる陸軍“の全貌 (〈歴史群像太平洋戦史シリーズ
出版社: 学研 (2002/10)

 

学研の雑誌「歴史群像」の「太平洋戦史シリーズ」中の1冊。帝国陸軍で使用された衣食住にまつわる品々のが紹介されている。シリーズの多くは兵器や武器に焦点をあてたものが多い中、衣食住についてまるまる1冊充てられたものは他にないらしく、プレミアがういた。
衣食住とはいうものの最も多くのページが割かれているのはやはり食について。『陸軍調理法』をもとに当時の食事が再現されたカラー記事が興味深い。
写真を見る限り、われわれの日頃の食事とさほど変わるようにも見えない。筑前煮カレー南蛮うどん)・魚フライ・カツレツなどなど。
違うのはむしろ量か。一食ごとに2合飯が基準。平時のいまや4人家族で2合でも余るほどである。
将校さんたちの憩いの場所」という記事には「着慣れた軍服脱ぎ捨て軍刀置いて、流行りの背広に身を包み、夜の街へと繰り出すこともある。〔中略)折角私服決め込んだはいいが、帝国陸軍軍人故のこの頭(中略)長髪、背広も自然と似合う海軍士官がうらやましい」
陸軍将校に至るまで丸刈りが基本だが海軍では准士官以上には長髪が許されていたという。

 

 

同コラムの過去の連載分は以下のブログでご覧いただけます。

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