2018.3.20
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新聞記者の方の蔵書だったようです。
写真一番上の『危険な毒花』は女性カメラマンが赤線地帯に潜入して取材した本。
その他いろいろ昭和20-30年代ごろの風俗を垣間見ることができる本がたくさん。
社会部の記者だったのかもしれません。
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ネットで売る予定ですが一部は5月に丸善ギャラリーで開催予定の古書即売会に出します。
3月 31st, 2018 | Permalink
2018.3.20
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新聞記者の方の蔵書だったようです。
写真一番上の『危険な毒花』は女性カメラマンが赤線地帯に潜入して取材した本。
その他いろいろ昭和20-30年代ごろの風俗を垣間見ることができる本がたくさん。
社会部の記者だったのかもしれません。
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ネットで売る予定ですが一部は5月に丸善ギャラリーで開催予定の古書即売会に出します。
3月 31st, 2018 | Permalink
2018.3.29
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ご高齢のご夫婦で施設に入る前に荷物を整理したいとのことでした。
ご夫婦とも本や音楽がお好きで大量にお持ちでしたが施設にはほとんど持っていけないので処分するとのこと。
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CDはクラシック・ジャズ・シャンソンのほかに邦楽やロックも含まれています。
2月 20th, 2018 | Permalink
2018.02.20
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弊店は福岡市の南区に所在するので、福岡市とその近郊での買取りが中心です。
場合によっては山口や熊本・長崎にまで足を延ばします。
遠方への出張はおおむね数万から数十万円程度のの買取りが見込める場合です。
数千円の買取りでは出張コストを吸収できないのでやむをえません。
ですから、お電話をいただいた場合(特に遠方の方には)お売りになるものについて詳しくお聞かせいただいています。
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もちろん、本のタイトルを言っていただくのも重要ですがすべての本のタイトルを聞く訳にはいかないので、
「誰が」「なぜ」「いつ頃」その本を集めたのかを聞かせていただくとだいたいその蔵書(ないしはレコードコレクションなどの)概要がつかめます。
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たとえば、「高校で日本史を教えていた父が3年前85歳で他界したのですが、その蔵書を処分しようと思います」というようにお聞きすると、
もうだいたい買える本がどれくらいあるかは想像できます。
福岡市内やその近郊ならこれだけで出張してもいいと思うぐらいです。
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上で書いた「誰が」「なぜ」「いつ頃」買い集めたかという情報がすべてそこにはあります。
「誰が」 高校の日本史の教師
「なぜ」 仕事上必要だから
「いつ頃」年齢から計算すると、70年前から30年前ごろまでの本が中心。
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おそらく「国史大系」「岩波講座日本歴史」「日本史大事典」「フロイス日本史」や年表類などが目に浮かびます。
「福岡市内ならこれだけで出張してもいいと思うぐらい」と書きましたが、もう少し遠方になるとちょっと慎重になります。
上記だけでは出張コストを吸収できない可能性があるからです。
たとえば「岩波講座日本歴史」は、最新版なら別ですが数十年前の版はきわめて安いので買取りができないことが多いです。
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そこで電話の段階で詳しくお聞きします。
場合によってはスマホのLINEで写真を送っていただきます。
LINE買取の詳細はコチラ↓をご覧ください。
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こういうように、本を集めた人の職業(特に学校の先生)は重要な情報です。
あと集めた方の年齢や生年も重要です。
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上の例では学校の先生なので「誰が」と「なぜ」がほとんど一致してますが、実際には「サラリーマンの父が好きで読んでいた」ということも多いです。
その場合は特に目立った趣味があったかどうかがポイントになります。
「金魚を飼っていた」「映画演劇が好きだった」「ジャズマニア」「ラジコン好き」「時代小説が好き」「ミステリーが好き」
などもしも趣味をお持ちだったら詳しく聞きます。
上の例で言うと「ジャズマニア」と言われたら本もそうですがレコードについてもお尋ねします。
むしろそちらの方が買い取りの中心になるでしょう。
「ミステリー好き」は微妙です。どういう作家が好みだったかを聞きます。
赤川次郎や内田康夫・山村美紗などだと買取りは難しいことが多いです。
ただ実店舗を持つ古本屋なら買うかもしれません。ネットではほとんどが1円本なので当店では買取りができません。
古いハヤカワポケットミステリがあれば要注意です。雑誌「幻影城」などがあれば文句ありません。
「ラジコン好き」の場合は本もさることながら、雑誌が残っているかどうかがポイントです。
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特に趣味はなかったというばあいでも、何か集めていたものがないかを聞きます。
家族にとってはガラクタにしか見えないものでも買える場合があるからです。
最近の例で言うと、
・弟(故人)が集めていたアニメのセル画
・父(故人)が兵隊で行った満洲から持ち帰った絵葉書
・父(故人)が集めていたマッチのラベル、駅弁の掛け紙
・父(故人)が集めていた飛行機の模型
・妹(故人)が集めていた漫画雑誌
・ご本人が集めていた男性週刊誌(週刊プレイボーイ、平凡パンチ、GORO、週刊宝石)
・父(故人)が戦地から家族に送ったハガキ(軍事郵便)
いずれも処分に困ってのご相談です。
ご家族(ご遺族)にとっては価値がわからないものがほとんどの場合が多い。
皆さんに共通しているのは「捨てるに捨てられない」ということです。
そりゃそうでしょう。
捨てるてしまえば、ではこの数十年間ゴミと一緒に過ごしてきたのか、ということになりますからね。
父親のハガキを処分する方は「持っていたいものはたくさんあるが、老人ホームに入所するからすべては持っていけない」
とのことでした。こういう話は最近よく聞きます。
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私が買いますと言うとほとんどの方が「これが売れるとは思わなかった」とおっしゃいます。
「捨てないでよかった」とも。
皆さん、お捨てになる前にぜひよかばい堂にご相談ください。
092-408-4208
2月 3rd, 2018 | Permalink
2018.2.3
下関に行ってきました。
亡くなった妹さんが残した漫画やデザイン・広告関係の本を引き取ってほしいという電話を受け行くと、
1970年から80年代にかけての少年漫画や少女漫画の雑誌がかなりありました。
糸井重里の昔の本なども。
残念なことにビックリハウスのバックナンバーは捨ててしまったそうです。
これもよくある話。残念ですが。
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昨年山口県の周南市で雑誌を売って下さった方が、あとからまた数箱雑誌が出て来たので、山口まで来るときには連絡くれと言われていたので連絡したところ、
本をもって下関まで行く、とおっしゃいます。
捨てるに忍びないとのことなので、お引き受けしました。
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というわけで、雑誌をぎっしり詰め込んで下関から帰りました。
もちろんお昼は唐戸市場でふぐ定食を。
なかなか充実した出張でした。
1月 20th, 2018 | Permalink
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南区は高宮駅近くのマンションからのお電話。
父親の残した大量の本があるので見てほしいとのこと。
近場なので四の五の言わずにとりあえず現場を見に直行。
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すると本棚にして10竿分ほどにぎっしり。
ただし買える本はその中の一部。
先方の条件は「すべて本を持ち出すこと」。
なんでもマンション自体を売るのでカラにしてしまいたいとのこと。
しかも東京から一時的に帰省しているので数日で全部持っていってほしいとおっしゃる。
さて、どうするか?
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というのも、一時的に全部持ち出すと置き場所がないので保管場所を借りなければなりません。
さらに古いマンションでエレベータがないのですべて人力による搬出。
そのためにはアルバイトを雇う必要もありそうです。
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欲しい本はあるけれど、これらのマイナス条件を勘案すると見積金額はかなり厳しいものになります。
結果的に金額面でも合意に至りすべて搬出することとなりました。
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3日間かけてアルバイトをのべ3人雇ってすべて搬出。
最後は80箱ほどを知り合いの紙資源回収業者に引き取ってもらいミッションを完遂しました。
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本は経済学や金融・統計学の古典的な本や理論書でかなり価値の高いものも含まれていました。
また、シェイクスピアやゲーテの研究書なども多くありルネサンスやギリシャローマをはじめとする西洋の文芸・芸術に関するもの、そして岩波新書と岩波文庫も大量にありました。
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いっぽう古い経済読み物、大前研一・竹内宏・長谷川慶太郎・リチャードクーなどの評論家やエコノミストの書いた本はほとど買値がつきません。
これらはブックオフの100円コーナーで10年前からの常連で、いまではアマゾンの一円本です。
人気のある著者の本は大量に売れるので古本の価値はおのずと下がります。
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今回は短期間にすべての本を搬出するという命題を突き付けられた作業でしたが、
欲しい本だけ抜かせてもらえるのならかなりの金額をお支払いできたと思います。
ただ、先方さんも金額よりも本の搬出を優先させていたのでこの結果でご満足いただけたようでした。
さいごは先方のご主人から高価な焼酎をお土産に頂戴し、喜んでいただけたと感じました。
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今回仕入れた本の一部
新釈漢文大系、W.D.ギャン『株価の真実』、トーマス・クーン『科学革命の構造』
12月 19th, 2017 | Permalink
2017.12.18
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毎日新聞で広告をご覧になった方からお電話をいただきました。
レコードの他に軍事郵便をお売りいただきました。
馬来(マレイ)のスマトラに赴いていた兵隊さんが家族に宛てたはがきの束です。
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珍しいレコードを手に入れました。
大滝詠一のペパーミントブルーのプロモ専用盤。モノラルミックス。
これはレアです。
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12月 12th, 2017 | Permalink
2017.12.9
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朝日新聞の広告をご覧いただいた方からのお電話。
朝日は九州山口を通して広告が出るときがあります。
なのでよくお電話をいただきます。
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山口でも下関と周南市じゃずいぶん距離が違います。
電話での話だと買い取りに行くと足が出るんじゃないかという気がしたので、宅配買取をご提案すると、
大量なので宅配は大変だし交通費はこちらが負担するので来てくれないか、とまでおっしゃるので行くことにしました。
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週刊プレイボーイ・平凡パンチ・GOROなどを査定していると、「週刊宝石や週刊現代は買いませんよね?」とお尋ねになります。
「いえ、大丈夫ですよお見積りします」と言うと奥から大量に運び出されてきました。
なんでも断捨離中なのだとか。
大きな家なので置く場所には困らないのでしょう。古い雑誌をたくさん買い取らせていただきました。
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雑誌以外にももちろん学術書や専門書、さらには古文書や掛軸、昭和レトロなレコードやCD・DVDにいたるまで様々な品を査定します。
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古書よかばい堂
092-408-4208
090-3664-6864
12月 7th, 2017 | Permalink
2017.12.6
東区の住宅地にお住まいの方からの電話。
サブカル系のいろんな本を整理したいとのことで参上してみました。
ところが実際に書棚を拝見するとずいぶん整理が進んできれいになってしまってます。
残された本はご自身のお気に入りの本らしいのですが、正直古本屋の目から見ると値が付くものは少ないのでした。
そうこう話をするうちに、屋根裏部屋に雑誌がまだたくさんある、とのお話が!
なんと「週刊TVガイド」がたくさん残っているとのこと。
この雑誌、もともと読み捨てられる運命にあった雑誌なので残っていることはきわめてまれ。
この方は仕事の関係でとっておかれたようですが、残念ながら古い順に捨ててしまったそうで、残されたものは昭和の最後、1980年代のものでした。
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先方さんも驚かれたようで「こんな雑誌の方が売れるの!?」と至極もっともな疑問をぶつけてこられますが、実のところ雑誌の方が高値がつくことはよくあります。
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ですから、皆さん、ぜひとも「こんなものは売れないだろう」という見込みで捨ててしまわず、まずはご相談ください。