2022.12.2
ワールドカップグループリーグで日本がスペインを撃破した数時間後の買取でした。
知人からの紹介でうかがったお宅で邦楽関係のカセットや本を買いました。
7月 20th, 2014 | Permalink
先日の土曜日山登りに行ってきました。
といっても初心者ばかりで近場の山、ということで井原山に行きました。
行政的には糸島市にあたります。
登山口には前原市のままの標識がいくつかありました。
最近私の周囲に山ガールや山おじさん(ガールとおじさんじゃバランス的にどうかと思うけど、まあこのままにしておきます)が増殖中。
同級生の間でもやたらと登山が流行っている様子です。
私も登山靴を買ってしまいました。
買ったからには登らにゃソンソン、というわけで誘われたら基本的に参加することを旨としています。
たまたまその数日前に仕入れた本の山からこんな本を発見。
『九州の沢と源流』(吉川満)葦書房から昭和62年に出た本です。
なかなかマニアックな本です。
なんせ沢登りの専門書。
写真やイラストは少ないのでよくわからない部分もあるけど、装備には地下足袋と脚絆が良いとあります。
地下足袋はわかるけど脚絆はちょっとイメージしにくい。
とにかく沢登りというだけに水の中をじゃぶじゃぶ登っていくのでしょう。
夏は涼しくて気持ちよさそう。
でも、かなり体力的にはかなりハードな気もします。
実際に山に行ってみて、とてもこの本は自分には上級すぎて10年早いという判断を下しました。
本の中身はこんな感じ。
沢の地図が詳しい。
よかったらご検討ください。
アマゾンに出品予定です。
古書よかばい堂
本が好き、本を買うのはもっと好き。
少ない冊数でも、古い本でも、雑誌でも処分前にお電話ください。
092-408-4208
さきほど書いた石橋エータローのことが気になってネットで調べてみると、なんと父親とそっくりのタイトルの本を出していることが判明。
『釣った魚をおいしく食べる』がそれで、父親のは『釣った魚はこうして料理』。
アマゾンのレビューには「、レシピのあいまに父との釣りの思い出が挿入される。これが、なかなか情緒があって良い」とあります。
これを見てさっそく注文。
石橋エータローは子供時代は父は死んだと言われて育ったらしい。
その後事実を知り父に会いに行くと最初は歓待されるが、後日母親がエータロー名義で慰謝料請求訴訟を起こすと一転疎まれだした。
クレイジーキャッツでは茫洋としたイメージだった彼にそんなことがあったとは初めて知りました。
そんなことがあっても父と同じミュージシャンの道を進み、似たタイトルの本を書いたとなると父親の影響の大きさを感じます。
そう思って父親=福田蘭堂の本をぱらぱらめくってみると僅かに両親について触れている箇所を見つけました。
引用します。
「私の父も母も洋画家であった。が、事情あってわたしを母の両親にたくして旅にでてしまった」
他にもあるかもしれませんが、見落としていても古本屋のぱらぱら読書につきご容赦のほどを(ちゃんと読みたい方はぜひお買い求め下さい!とここでPR)。
あと、石橋エータローの母親は石橋家の血を引くらしい。
となるとやはりあのブリジストンの石橋家でしょうか。
なぜなら祖父青木繁は久留米の人。
この辺も調べてみると面白そう。
福田蘭堂の本は、少しぱらぱら読みしたら、壇一雄や開高健といった釣りや料理の好きな文人たちの名前も出てきます。
さらに西唐津・呼子などの九州の地名も。
もっと読みたいけど、この辺にして仕事に戻りましょう。
画家の青木繁とクレイジーキャッツをつなぐ本。
と、何やらいわくありげな書き出しですが、Wikipediaで仕込んだにわか仕込みの受け売りです。
先日仕入れた本『釣った魚はこうして料理』。
著者の福田蘭堂は青木繁の息子です。
これがその人。
釣りが得意な様子ですが、本職は音楽家・尺八奏者。
ただ何度か警察沙汰になったこともあったようで、極めつけは女優の川崎弘子を映画のロケ地に向かう船上でレイプしたらしい。
その後川崎と結婚したというのは、今の感覚ではわかりにくいけど「キズモノにしたので、男として責任を取った」ということでしょうか。
当時彼は別に妻子があったらしい。
その前妻との間にできた息子がクレイジーキャッツの石橋エータロー。
石橋からみると、祖父が青木繁で父親は札付きのワル(ちょっと言い過ぎか?)。
自分を作ったあと母を残して別の女(女優)と再婚した、ということになりそうです。
古書よかばい堂
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先日買い取りした本から思わぬ希少本が出てきました。
自慢できることではないのですが、
これは正直見積もりから漏れていた、という訳で追加の買い取り金額を現金書留で今からお送りします。
ときどきこういうことが起きます。
まだまだ修行が足りません。
理想的には買取のその場で全部目利きしたいのですが、やはりすべての分野で漏れなくやることは難しい。
もちろん理想を手放すことはしませんが、まだまだ修行の身です。
後日のフォローでカバーさせていただくしかないと思っています。
この本です。
かなり珍しい本。
オークションに出品します。
BSで刑事コロンボ『偶像のレクイエム』みた。イディス・ヘッドが出てきてびっくり。ネットで調べたらどうやら出演は本人。思わぬ拾い物。『ローマの休日』などの衣装デザイナー。ゲストはメル・ファラー、監督はリチャード・クワイン。オードリー・ヘプバーンに近い人たち。
— laplage2 (@laplage2) 2014, 7月 22
暑いさなかの重い本の移動は重労働。
若くない身にはこたえます。
そうはいいつつ、本の買い取りのお電話をいただくと元気が出るのが古本屋の性分!
(2017年12月12日追記)
以下の部分は現在の弊店の買取りには当てはまらないので削除させていただきます。
過去にはこういうサービスもしていましたが、あまりにもご希望が多すぎるため対応ができなくなってしまいました。
申し訳ございません。
先日は春日市で、百科事典・文学全集の引取りを条件に本をお売りいただきました。
老舗の書店はこんなことはしません。
弊店のような新参者はそうも行かず、誰もやらない(多分。少なくとも福岡では聞いたことがない)百科事典や文学全集の引取りを買い取りの目玉に据えてます。
この点は弊店のセールスポイントです。
まだ体が動くうちはこのサービスは続けるつもり。
ただし、他にも買い取りお引き取りできる本がある場合に限ります。
ときどき百科事典や文学全集だけをタダで持って行って、と言われることがありますが、残念ながらご容赦いただいてます。
ご理解ください。
マリリン・モンローが福岡に来たことを知らない人は結構いる。若い人はモンロー自体を知らない人も多いだろうし。今は無き中洲の日活ホテルに泊まり、今は無き「花の木」で食事した。
— laplage2 (@laplage2) 2014, 7月 13
香椎にあるレストラン「ビストロ」のご主人は若い頃その「花の木」で修業したそうだ。モンローに会いましたか、と聞いたら、彼はまだいなかったそうだが先輩の方が給仕されたそうで、その時彼女が使用したナプキンをいまだに持ってるとか。文化財だ。
— laplage2 (@laplage2) 2014, 7月 13
モンローが福岡なんかになぜいたのか。新婚の夫ニューヨークヤンキースのジョー・ディマジオが日本球界から招聘され各地で野球の指導をしたのに同行した。その間暇を持て余した彼女は朝鮮戦争最中の在日米軍を慰問して大もてだったという。福岡では板付か雁ノ巣基地に行ったのではないか。
— laplage2 (@laplage2) 2014, 7月 13
海の中道海浜公園の北側に古い建物を改修したレストランがある。これ、米軍が建てた将校用ゲストハウスだと聞いた事がある。もし本当なら、慰問を受けた米軍はミセスディマジオを丁重にこのゲストハウスでもてなしたのではないか。素晴らしい海岸線が見れる絶好のロケーション。彼女もこの光景を見た?
— laplage2 (@laplage2) 2014, 7月 13
古書よかばい堂
本が好き、本を買うのはもっと好き。
少ない冊数でも、古い本でも、雑誌でも処分前にお電話ください。
092-408-4208
11月 4th, 2013 | Permalink
文庫本や小説のほとんどはネット上では古本価格が暴落してます。
だからめったなことじゃお引き取りできないのですが、
昨日はめずらしく例外的なケースが発生。
お電話をいただいたので、どんな本の処分かと聞いたら、
「赤川次郎やアガサクリスティーなど」とのこと。
残念ながらその手の本はアマゾンではほぼ間違いなく1円~数10円。
当店では仕入れても人件費で赤字になる。
正直にそう伝え、「ブック〇フ」さんにお持ちにになった方がいい値が付きますよと言ったところ、
「もっていくのが面倒で…」とのこと。
つまりタダで構わないから処分してほしいというご相談。
なるほど、こちらも商売だから無料ならなんとか処分の方法もある。
無料で引き取りることで交渉成立。
ただし、弊店からあまり遠くない場所で、傷みのない本が大量にあったので可能な例外的ケース。
筑紫野市の俗名院というご住所。
JR鹿児島本線の天拝山と西鉄大牟田線の朝倉街道駅の近くです。
弊店からはクルマで小一時間。
ある程度まとまった分量の本があれば喜んで参上します。
まずはお電話でご相談ください。
092-408-4208
2014.7-8追記
料理の本を処分なさりたいとのことで、大野城市まで参りました。
このあたり、春日市・大野城市が複雑に入り乱れていていまだに混乱してしまいます。
春日運動公園が近くにあります。
それもあってちょっと混乱するのかな。
大野城市は不思議な形をしています。
細長いひょうたん型で、接する自治体の数が多い。
福岡市(博多区)
春日市
太宰府市
筑紫野市
糟屋郡宇美町
筑紫郡那珂川町
福岡の人にはわかると思いますが、宇美町と那珂川町とに接しているというのが不思議な感じがします。
しかも大野城のと春日の市役所がきわめて近接している。
そんなこんなでいまだにちょっと戸惑います。
閑話休題。
売主さんは若い男性。
料理の勉強をしているんでしょうが、どうやら先輩から譲り受けたかなり古い本。
「ミルメニュー」全8巻
「フランス料理新大事典」全6巻
「現代フランス料理」(辻静雄)全6巻
じっくり査定し金額提示したところ一発でOKいただきました。
料理の本をお売りの際はよかばい堂にご一報ください。
電話でのご相談にも応じます。
お気軽にどうぞ。
本の話は喜んでさせていただきます。
春日市は福岡県で最も住みやすい自治体だ、と知り合いの春日市民が自慢してました。
彼によると春日市は福岡市とは別の水源地を持っているらしく、渇水になりにくいのだとか。
最近はそうでもなくなりましたが、30年ほど前は夏はよく水不足になりました。
夏休みに東京から帰省すると取水制限で風呂の水を何度も使ったり、喫茶店でも水が出てこなかったりと珍妙な光景が見られました。
春日市は福岡市南区にも隣接しており、弊店からは市内と同等に近い感覚です。
春日市に白水大池という公園があります。
周囲には閑静な住宅地が広がっており今回はその一軒から声をかけていただきました。
なんでも年配のご両親(特にお父上)が長年集めた本を処分なさりたいとか。
最初はすぐ近くにある大手古本チェーン店にお尋ねになったところ、
1)駐車場がないと買い取りにいかない
2)買い取らない本は引き取らない
と言われ困って弊店に声をかけていただきました。
ぜんぶまとめて処分したいが、なかなか対応してくれる古本屋が少ないのだとか。
実際に行ってみると駐車場はないものの前面道路に短時間置いてもなんら問題がないような住宅街です。
さらに、ご年配の方にとって困るのは買取できない本の処分。
現地に到着すると確かにいまではどこも引き取らない百科事典・文学全集などが大量。
これは買い取りする古本屋が少ないので、結局は自分で廃棄処分にしなければなりません。
これが大変。
紐を掛けて、クルマに積んで、ごみ処分場まで運んで、さらにお金を払わなければなりません。
夏の暑いときに老人がやる仕事ではありません。
というわけで、弊店が全部引き取ることを条件にお譲りいただきました。
それにしても夏の暑い時期に重い本の箱を40箱ほども動かすは重労働。
2日経ち疲れも少し取れて肝心の本を見ると、
かなりの読書家の方だったようで専門的な内容の本も散見されました。
漢詩、尺八、和風建築、落語の本など多岐にわたります。
『三木助歳時記』安藤鶴夫 旺文社文庫版です
『数寄屋図解事典』
『漢詩名句辞典』鎌田正 米山寅太郎
『虚無僧尺八指南』戸谷泥古