西鉄大牟田線に雑餉隈という駅があります。近くにはJR鹿児島本線の南福岡駅も。
このあたりは福岡市南区と博多区と大野城市と春日市の境が接していて入り組んでいます。
今日はそのうちの博多区で大量の料理本の出張買取をしました。
中華料理、和食、洋食、フランス料理、イタリアン、エスニック…。
ありとあらゆる料理本です。全集や貴重な雑誌も大量に含まれていました。
味公爵の全巻セット揃い。
季刊フランス料理もこんなに揃っています。
タイムライフ社の全集。
これはラルースの料理百科事典全6巻。
雑誌dancyuの山。
どうですか?
壮観でしょう。
これでもまだほんの一部。
人気の入江麻木さんの本も出てきます。
小澤征爾の義理のお母さんですね。
ロシア人貴族に嫁入りし、相手の料理を徹底的に仕込まれたそうです。
中央公論社から出たいまでも人気の「シェフシリーズ」と「暮しの設計」。
すごく金のかかった編集で、もうこんなシリーズは作れないのでは?と思うほど。
おかげで料理の本には一当たりできたので、ずいぶん勉強になりました。
よかばい堂は料理の本・レシピ本の買い取りを積極的に行っています。
まずはお電話でご相談ください。
092-408-4208
追記:2014.2.27
今日お電話で『気軽に楽しむスペイン料理』という本についてお尋ねがありました。
このときに仕入れた本の1冊です。
中央公論の「暮しの設計」シリーズの一冊で古本価格にプレミアが付いています。
このシリーズや同じ中公の「シェフシリーズ」はけっこうプレミア価格になっているものが多いです。
ここでいうプレミアとは定価を上回っているという意味です。
絶版または品切れ重版未定の本で、需要が供給を上回と相場が上がります。
当たり前ですが、逆に絶版でも供給が需要より多ければ価格は上がりません。
中学校の社会科みたいですね。失礼しました。
おそらく今ではこんなに手間ヒマと予算をかけた雑誌はもう作れないのでしょうか。
そんなこともプレミアになる理由のひとつかもしれません。
ひとつのレストラン、ひとりのシェフを紹介するために1冊を費やしているという贅沢なつくり。
料理の写真を撮るにはまず料理を作らなければならない。
店側の協力も大変なものでしょう。
この本ができた1993年問えば、バブル期は一応終わってはいたものの、まだ世間的には相変わらず社用族が経費を使っていたころ。
リゾート開発も盛んであらゆる業界から「視察」という名の費用は会社持ちの旅行が盛んだったころです。
店側も協力すれば充分元が取れるほど客が来たのでしょう。
以上、サラリーマン時代を思い出しながら書いてみました。
でも、確かに当時は会社の金で仕事してるんだか遊んでるんだかわからない人が会社にたさんいました。
さらに、店側もメニューを増やすためにもこういう本の需要があったでしょうから、作ればどんどん売れたのだと推測できます。
以上一古本屋の勝手な憶測です。
きっと勘違いや間違いが多いでしょうから、ご指摘いただければ幸いです。
お電話いただいた方ともそんな話を数分して、なぜ相場が高くなっているかをご説明しました。
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