硬軟取り混ぜた蔵書でした。国語の先生が終活のためほとんどの本を処分したいとのこと。値の付かない本の処分については、専門の業者をご紹介しました。本格的な文学や思想書からサブカルチャーまでの幅広い蔵書でした。


10月 10th, 2024 | Permalink
硬軟取り混ぜた蔵書でした。国語の先生が終活のためほとんどの本を処分したいとのこと。値の付かない本の処分については、専門の業者をご紹介しました。本格的な文学や思想書からサブカルチャーまでの幅広い蔵書でした。
3月 7th, 2022 | Permalink
70年代に「おおはし村から」という地域密着のミニコミ誌があったのは初めて知りました。
こういうものは「整理」の際に真っ先に捨てられることが多いのでレアな資料です。ただ商品として売れるかどうかは、正直に言って買取の時点ではわかりません。 「レア」ではあるが「貴重」かどうかはまた別の話。誰かがこの資料に価値を見出していれば、つまり需要があれば初めて貴重だといえるでしょう。
例えば先日は「シティ情報ふくおか」の数十年前のグルメ本を嬉々として買われた方がいました。この本を使ってテレビ番組を作るのだとか。数十年前から今日に至るまで営業し続けている店ならきっと美味しい店に違いないから、という切り口の番組になるのだとか。
こんな本もどちらかといえば最初に整理されてしまう運命にありますが、よかばい堂はきっとどこかで役立つはずだと思い商品化しました。
こういうものを捨てずに拾うことこそが、本当の意味での「目利き」なのではないかと思う昨今です。
「この本はネットで高値がついてる」なんていうマーケットの相場情報で頭を満載にしたからと言って目利きになれるわけではない。
そんなことは携帯があれば誰だってすぐに調べられる時代ですから。
それよりも、古いものを現在の文脈に置き換えて、新しい価値を持たせて商品化できることこそが目利きなのだと考えます。
3月 22nd, 2014 | Permalink
「部屋の中が散らかってるんですけど…」とおっしゃる方からの電話でした。
いえいえ、散らかっていようが汚れていようが買い取りなら大歓迎。
引越しなさるそうで、大量の本の処分が目的の方でした。
お値段のつかない本もたくさんありましたが、映画関係の本は売りやすいものがあったので、
その通り申し上げました。
その結果、金額も合意をいただきさっそく箱詰め開始。
売主さんも手伝ってくださり、一緒に作業。
昨年末に急逝した大瀧詠一の『オールアバウトナイアガラ』が出てきた(これは売らないとのこと)ので、
遅ればせのナイアガラー(大瀧詠一ファンのことをこう言います)としては話を振ると、こんなものがあるんですとおっしゃいます。
なんとナイアガラレコードのキャップ。
タワーレコードで当選して手に入れたとの事。
これは欲しい! しかもファンとして。
ここからは仕事そっちのけでファンの会話になってしまい、売主さんの言い値で買いました。
ファンとして大瀧さんへの供養のつもりです。
ネットでも調べてみたけど、このキャップどういう素姓のものか詳細はわかりません。
というわけで、今日はナイアガラのキャップの自慢話になりました。
これもまた買い取りの楽しみです。
本の処分や売却でお困りの際は、お電話でご相談ください。
事務所の移転・閉鎖に伴う大量の処分も、売主様のご意向にそったご提案をいたします。
気軽にご相談ください。
092-408-4208
追記:2014.3.21
デザイン系の本が数十冊あるので買い取りに来てほしいというお電話を頂戴しました。
平尾は弊店からはすぐ。
なので少ない冊数でも買い取りに参ります。
今回は洋書の写真集を買わせていただきました。
わずかな冊数でもお近くなら無料見積もりに参上します。
お近くってどのへんまでかって?
南区、中央区、城南区、早良区あたりなら概ねOKです。
あと博多区や春日市もOKなところが多いです。
電話でご相談ください。
処分なさりたい本の内容によってもかわります。
092-408-4208
090-3664-6867(携帯)
追記:2014.3.22
きのう写真集をお売りくださった方から再度電話。
珍しいCDやポスターが出てきたので見てくれとのこと。
なんでも、きのうはせっかく来てくれたのに売れるものが少なくて申し訳なかった、とおっしゃいます。
なんという義理堅さ。感激です。
さっそく駆けつけるとクレイジーケンバンドのプロモ盤の珍品をまとめてお売りいただきました。
さらには「ジョジョの奇妙な冒険」のポスター。
弊店でも初めて扱う品もあり大変勉強になりました。
よかばい堂ではCDなどサブカルチャーの本や商品も買い取ります。
お電話でご相談ください。
092-408-4208
090-3664-6867(携帯)
4月 16th, 2013 | Permalink
博多区の元町といえば、JR南福岡駅や西鉄大牟田線の雑餉隈が近いところ。
駅近くの立派なお屋敷からお声が掛り参上してきました。
ご主人が若いころから買ってこられた蔵書の一部を分けていただきました。
見積額を奥様にお伝えすると、外出中のご主人まで連絡を取ってくださり、一発回答を頂戴しました。
団塊の世代と呼ばれる年代の方でしょう。
70年代ごろのサブカルチャーや思想書・文芸書が多いことからも伝わってきます。
70年代は「バックパッカー」「貧乏旅行」「ヒッチハイク」などというキーワードとともに、若者が海外旅行をすることが流行っていました。
若い人が海外に出なくなったといわれる昨今とは対照的です。
その当時の海外旅行のガイドブック。
アーサー・フロマーのガイドブックの日本語訳「ヨーロッパ1日10ドルの旅」や、
枝川公一の「地球を歩くガイドブック―日本脱出あなたの番」。
タイトル自体が興味深いです。
「日本脱出」。
日本とは脱出するに値する場所だったという当時の若者の意識が反映されていると言ってよいタイトル。
しかもそれが次は「あなたの番」だと言って脱出を示唆している。
時代を感じさせる興味深いタイトルです。
アーサー・フロマーとカタカナで書くとわかりにくいけど、本好きならこういう光景は目にした人も多いのでは?
http://money.cnn.com/2013/04/04/technology/google-frommer/index.html
洋書のガイドブックコーナーでよく見るシリーズです。
このフロマーのごく初期のガイドブックの日本語訳。
当時はまだ「地球の歩き方」シリーズは刊行される前。
しかしこの装丁はこの後出てくる「地球の歩き方」の先取りをしているといえそうです。
今では貴重な資料と言えそうです。
他にも小野耕世のアメリカンコミックの本や、エーリッヒ・フロムやトマス・クーン・鶴見俊輔の思想書などお譲りいただきました。
よかばい堂は思想書・文芸書や古いサブカルチャーの本などを買い取りします。
092-408-4208