古本・古書、CD・DVD高価買取のよかばい堂。全国対応の宅配買取と、福岡・九州を中心に出張買取も致します。

古本・古書 買い取り日記 福岡市とその近郊 (雑誌と専門書)


12月 25th, 2014 | Permalink

2014.12.25

いままで2回医学書を売っていただいた方から今日3度目のお持込。

使用感のない本が多数。

医療関係だそうで、仕事上の義理やお付き合いで買わざるを得ないのかもしれません。

医学書は1冊一万円を超える高額な本が多いので買い取り価格も高くなります。

昼には昨日の朝日新聞に出した広告をご覧いただいた方からの電話。

開業医の方でした。

よかばい堂は医学書に限らず専門書の買い取りをしています。

お電話でご相談ください。

092-408-4208

春日市桜ケ丘1-45

2015.1.8

あけましておめでとうございます。

去年にもまして今年は買取をしたいと思っています。

本をご処分のご予定があれば、お気軽にご相談ください。

さて今年も3日から仕入れ初め。

福岡市早良区で山田太一のシナリオ本やカードマジックの本などの買い取り。

年末の新聞広告の効果なのか年を明けてからも電話があります。

新聞広告は切り抜いてあとから電話する方がいらっしゃるようです。

先日は宗像からのお電話で、いつでもいいから近くに来たついでに来てほしいというお電話。

近いうちに参上する予定です。

大橋駅近くからもお電話をいただきました。

大橋と言えば福岡南部の副都心。

九州大学や短大などがあり、古本屋も数件。

全国チェーンの店だけでなく地元の古本屋さんもあります。

それなのに弊店にお声掛けいただき喜んで参上。

一部ご紹介。

ちょっとレアな椎名林檎のスコア

ゲームの画集

近くに古書店があるのになぜ弊店に?と尋ねると、年末年始は出張買取をしないとか、予約待ちですぐに来てもらえないとのことでした。

よかばい堂は今のところすぐに対応できることが多いです。

お急ぎの方はどうぞご相談ください。

よかばい堂

福岡市南区長丘4-2-2

092-408-4208

2015-1-8

心霊写真を発見!

なんでこんなところに人影が!?

さらに拡大すると…。

なんか台の上に立っているようです。

それにしてもすごい場所に台があるな。

命綱ぐらいは着けてるとは思うけど、かなり怖そう。

「九州横断全集」という絵はがきセットの中の1枚。

別府ロープウェイです。

ヤフオクに出品しました。

「カスハガ」「みうらじゅん」などのハッシュタグをつけてツイートします。

みうらじゅんさん、エゴサーチして見つけて買ってくれないかな。

よかばい堂

092-408-4208

2015.1.8

南鳥島。

日本の最東端の島です。

住んでいるというか常駐しているのは気象庁と自衛隊の職員。

さらに米軍が少々というところだそう。

池澤夏樹の『南鳥島特別航路』という本がありました。

JTBの出している雑誌『旅』の連載時に、ここならJTBもさすがに無理だろうと思って南鳥島を提案したところあっさりOKが出たと書いてあったような記憶が。


『地球魔ゾーンの宇宙人―アマゾン・インカ・ナスカ探険記』

 

松本零士とちばてつやと萩尾望都の3人が南鳥島に行った話が載ってます。

萩尾望都は事前連絡の際は男と思われていたらしく、実際に到着して女とわかり島の男たちは大騒ぎだったとか。

NHKの気象通報を聴いていると最後から二番目が南鳥島。

日本が寒い時でもおおむね25-30℃程度の夏日がほとんど。

鳥島といえば沖ノ鳥島は日本の最南端。

岩礁が海に突き出してるだけで、波の浸食で岩がなくなりかけたので数十年前から排他的経済水域確保のために工事中。

私が以前お世話ななっていた建設会社がその工事をしていて、後輩が現場担当して行ってました。

3カ月の勤務を終えて帰ってくると連日飲めや歌え屋のどんちゃん騒ぎ。

ほとんど船員のノリ。

事実3カ月の船上生活だから仕方ない。

急病人が出たときは岩国基地から飛行機が飛んできたそうです。

台風の時はマリアナ諸島に一時退避する言ってたと記憶。

そんなこんなで興味深い鳥島ですが、じつは「中の鳥島」という存在しない島が一時的に存在すると信じられて地図にも載っていたことがあるという話。

『地図から消えた島々』

長谷川亮一著。

著者は10年ぐらい前からブログでこのことを書いてました。

鳥島ファンとして愉しみに読んでましたが1冊の本になったことを先日知り購入。

古書よかばい堂

092-408-4208

福岡市南区長丘4-2-2

2015.1.14

おととい朝日新聞に広告を出したらサラリーマン時代の先輩であるMさんから電話をいただきました。

なつかしいのでご挨拶に行ってきました。

会社にいたころからMさんは読書家と映画好きで有名。

実際に本棚を見せていただくと珍しい本が。

エドマクベインのファンらしく、そのすべてを集めたと豪語。

それでもずいぶん処分されたそうですが、帰り際に珍しい本をいただきました。

雑誌「マルコポーロ」の最終号。

「ナチ「ガス室」はソ連のねつ造だった」という西岡昌紀の記事がもとで廃刊に追い込まれた号。

西岡昌紀って医者なんですね。

この号が出た日が阪神淡路大震災が起きた日。

もう1冊は『ジャズをたのしむ本』

昭和36年初版。

編者がなんと寺山修司と湯川れい子。

寺山とジャズの組み合わせは意外。

湯川れい子とジャズというのも意外だけど、彼女の経歴を見るとスイングジャーナル誌に投稿するタレントだったとか。

そらがきっかけで同誌に記事を書くようになったというから、彼女とジャズの組み合わせはおかしくないのです。

と同時に彼女はプレスリーの大ファン、というかファンクラブの会長じゃなかったっけ?

当時はプレスリーはすでに大スターだから彼女はエルビスを知っていたはず。

エルビス好きは封印してジャズ評論を書いていたんでしょうか?

もちろんこの頃はまだロックンロールを論じる場(メディア)は存在すらしてなかったに違いない。

それにロックンロール(ウエスタンとかロカビリーと呼ばれていた?)はジャズより下に見られていただろうから、エルビスファンを公言しにくかったかも。

執筆陣も興味深いです。

石原慎太郎と武満徹の対談。

ちなみに『太陽の季節』は昭和31年。

黛敏郎、秋吉敏子、大橋巨泉、植草甚一、岩浪洋三、都筑道夫などなど。

表紙カバー装幀は和田誠ですが、手元の本にはカバーが無いのが残念。

そうえいば洋楽全般を「ジャズ」と呼んでた時代があると、大瀧詠一が「日本ポップス伝」で指摘してました。

この頃はまだその名残があったのかな。

古書よかばい堂

092-408-4208

福岡市南区長丘4-2-2

2015.1.26

建築関係の専門書を買い取りました。

新建築や商店建築などの雑誌は値がつかないものが多いですが、和風建築や木造建築の専門書などは時代を超えて需要があります。

有名建築家の図面集や写真集も同様。

『社寺建築の工法』

『現代の料亭・割烹建築』

『入門日本古建築細部語彙』

『図解木造建築の智恵』

などなど。

よかばい堂は建築の専門書も買い取ります。

お電話でご相談ください。

092-408-4208

福岡市南区長丘4-2-2

2015.1.26

古い雑誌を仕入れました。

週刊文春、週刊女性、週刊朝日、週刊実話などなど。

昭和30年前後が多いです。

高峰秀子がトップスターだった頃です。

よかばい堂は古い週刊誌の買取もします。

まずはお電話でご相談ください。

092-408-4208

福岡市南区長丘4-2-2

2015.1.28

本をお持ち込みいただき、買い取らせていただきました。

比較的若い本が多いですね。

とはいえありふれ過ぎた本ではないです。

大手チェーン店に持ち込む前に弊店にお寄りになったようでした。

段ボールで2箱ぐらいの分量ですが、アマゾンの1円本などは弊店では値がつきません。

正直に「ブック○フさんの方がいい価格がつくと思います」と言いました。

逆によかばい堂だからこそ高く買える本だけを数冊ピックアップ。

それが上の写真の本。

金額を呈示すると、破顔一笑「ブック○フなら全部まとめてその価格だと思ってました」とのことで商談成立。

それぞれの店の特色と強みがあるから、上手く使い分けていただければと思います。

かばい堂は本の買取をします。

まずはお電話でご相談ください。

092-408-4208

福岡市南区長丘4-2-2

古書の愉しみ 保育社 カラーブックスシリーズ


11月 25th, 2012 | Permalink

このシリーズの古いものは見ているだけで楽しいですね。

なんといってもその魅力は写真。

「東京の味」シリーズは、今で言うグルメ本のはしりかもしれません。

料理の写真もさることながら、映り込んでいる人物の髪形や服装に目が行きます。

意図しないところにその時代の無意識が出ているのが面白いですね。

プロのカメラマンではない著者が撮ったものなどが使われているのでしょう。

いまどきの出版物ではダメ出しされそうなお気軽なスナップが使われていたりします。

でも、そういうものが却ってこちらの気を引きます。

目の前の客の後頭部が大きく映り込んでいたり、カメラ目線で乾杯しているカウンターの酔客の姿とかを見つけるのが楽しかったりもします。

また文体や語彙も時代を反映しています。

昭和48年(1973年)初版の『東京の味Ⅱ』には「ヤング」という言葉が頻出します。

若い人にはわからないかもしれません。当時は「若者」という意味でよく使われていました。

「ヤングのための酒場 京王プラザホテル ヤング・バー」の項には「ヤング・ピープルのためにデザインした、ヤングのためのバーである」とあります。

「四角いピザ シシリア」の項には「かつてのヤングのアイドル水谷良重の走り書きで始まった落書きで、店内の壁から天井までまっ黒になっている」とあります。

ホテルのバーが「ヤングバー」なのですから、この言葉はそうとう流行っていたのでしょう。

水谷良重がヤングのアイドルだった、とは知りませんでした。

なんだかみうらじゅんが古い絵葉書を解説した『カスハガの世界』みたいになってきました。

 

ピラフが紹介されていますが、これってドリアのような気がしますがどうでしょう。

その辺の区分はまだ未分化の時代があったのかもしれません。

 

そういえば昔は喫茶店でピラフを食べて、レモンスカッシュを飲むのが若者のデートの定番だったような気がします。

それ以上のおしゃれな食べ物や飲み物が大衆化するのはもう少しあと(『なんとなくクリスタル』や「ポパイ」「JJ」の頃)だったと思います。

 

 

一方でさすがに名店は今でもまだ残っている店も多いです。

うなぎの野田岩は、個人的に懐かしい店です。

20年近く前になりますが、サラリーマン時代に出向していた研究所で会議の時にはよくここの出前をとっていました。

いま思うとずいぶん贅沢な出前だったです。

 

この「東京の味シリーズ」は1960年代~70年代に初版が出ているので、当時の空気が強く感じられます。

これも古本の愉しみのひとつですね。新刊本ではなかなか味わえないもののひとつでしょう。

 

同カラーブックスの『ハワイガイド』は昭和44年(1969年)の初版。

東京オリンピックが終わり5年経ち、翌年は大阪万博をひかえた年。

大学紛争のピークで東大の入試がなくなった年だったはずですが、

同時に消費社会もピークに向かっている頃で、海外旅行の大衆化も始まった頃です。

奥付によれば著者は日本航空の社員。

JALパックの料金も紹介されています。

4泊6日で19万3000円。

初任給が数万円の頃でしょうから、その数か月分なのでしょう。

 

ずいぶん長くなりましたが、「カラーブックスシリーズ」を紐解きながら、古書の世界を散策してみました。

 

追記2014.2.9

ヤングという言葉が多く使われていると書いたけど、けっきょくこれって団塊の世代の別称ではないのかな?

当時のヤングとはすなわち団塊ですね、間違いなく。

1970年前後の20歳前後は戦後のベビーブーマー=団塊の世代。

けっきょくこの世代が 時代ごとに別称を持ち脱皮を繰り返していくというイメージ。

いまはシルバー世代とか呼ばれてるところのものでしょう。

しかし、そのネーミングがあまりにもトホホな感じなのは、今ほど外国語を使ったネーミングテクノロジーが発達してなかったからだけ?

 

よく考えるとその頃ネーミング(に限らず、社内で意思決定をする場合)の権限を担っていたのはおそらく当時の40-50歳の人間のはず。

つまり1920年代頃に生れた人たち。大正から昭和ひとけたの人。

そう思うとなんとなく納得できるような気もします。

 

 

「最近は戦後生まれのベビーブームの連中が増えたから、彼らにどんどん店に来てもらいたいね。連中はとにかく数が多いからこれからはいい客になってくれるはずだよ。違うかねキミ?」

この部長さんおそらくは「ベビーブーマー」とは言わなかった気がする。

もちろん「団塊の世代」という言い方もまだ当時はなかった。堺屋太一の同名小説は70年代後半になってから。

そういうちょっとしゃらくさい、より英語的に正しいカタカナ語は、多分もう少し後の1970-80年頃になってから使われ出したんじゃないかな。

いえ、未確認なので間違っていたら訂正します。

 

とまあ、そんな大正生まれの部長の声を受けて昭和一桁生まれの課長が、

「おっしゃる通りで。じゃ、部長ひとつここは英語を使ってはどうでしょう。若者のことをヤングというそうだですから、それでいきませんか?」

「お、いいね、さすが昭和生まれはセンスが違うね。英語と来たかい。ヤングの集まるバーでヤングバーか!」

「いや、お見事。部長、さすがに海軍ご出身だけあって英語はお手の物ですなあ」

「はっはっは。これからはヤングの時代だよ。君たちも頑張りたまえ」

というような会話が行われたかどうかわかりませんが、こちらの妄想がここまで暴走してしまうほど、

当時の古本には面白みがあるということで。

お後がよろしいようで。

 

 

 

 

 

 

 

よかばい堂はカラーブックスなどの古い本の買い取りをしています。

まずはお電話でご相談ください。

092-408-4208

 

最近の投稿

カテゴリー

よかばい堂のGoogle+のページ

Google+