モンローに直接会った人の話は残念ながらまだ聞いたことがない。
60年以上前の話だから、生きている人も少なくなってしまったに違いない。
なので、私が耳にした話はすべて又聞き。
ひとつは前回すでに書いたナプキンの話。
もう一つは今から書く投げキッスの話。
私の同級生のご尊父がモンローが宿泊したホテルと食事をしたレストラン花の木の設計に携わった方だったという。
その縁でだろう、ご尊父は仕事でホテルかレストランでモンローを直接目にするチャンスがあったそうだ。
そのご尊父は堅い人だったにもかかわらずモンローから投げキッスを受けた話を家族にしていたという話。
たったこれだけだが、なんとも味のある話だ。
想像してみるに、おそらくは彼一人に対して投げキッスをしたのではなく、彼を含む一団に対してだったのではなかろうか。
遠くから見守る群衆に対して投げキッスをしたというのならわかりやすい。
米軍の慰問に行ってステージ上から兵士たちに向けてしたように。
それでも、である。あのマリリン・モンローがこっちを向いて(おそらくは数メートル先の至近距離から。だって建物の中での話だと思うから)あの投げキッスをされたら、
いくら堅物でも家族に話をしたくなるだろう。
Youtubeで”Marilyn Monroe ” “Blowing Kiss”で検索すると福岡での静止画を集めたものが出てきた。
これを見ると福岡では彼女は”Brady Airbase”を訪れたことになっている。
このBrady Airbaseがどうやら雁ノ巣の飛行場あたりのようなのだ。
つまり、シオヤヒルズから海の中道の海岸を彼女が眺めたのではないかという憶測はあながち間違っていなかったかもしれない。
ネット情報だけでとりあえずここまでたどり着いた。
時間があれば、さらに調べてみることにしたい。