古い地図といっても、いろいろありますが、今回ご紹介するのは幕末の文久年間のもの。相当激しく傷んでいますが貴重なものと思われます。
遺品の回収で迷うのが↓こういうモノ。最初から、下の写真のように地図とわかる形で出てくるならまだしも、ふつうは一番下の写真のように、箱の中に雑然としかし何やら大切そうにしまわれていたりします。そうなると、捨てていいものやら貴重なものやら判断が付かずに困ります。
亡くなった方がきっと大事にしていたものでしょうから、あっさり捨てるには抵抗があるはず。そんな時こそ古本屋をお呼びください。
我々は学術的な研究者ではありませんから、どれだけ貴重なものなのか、あるいは真贋の判定などはできませんが、専門家に見せる価値があるか否かについて、鼻を利かせるぐらいのことはできます。
もしも、専門家に見せる価値があると思えば、自分のリスクでそれを買い取ることになります。自分の見立てが間違っていて、買ったものがゴミだとしても文句は言えません。逆に貴重な資料であることもあるわけです。


ここまで並べるのに数時間かかりました。それでもすべてのパーツがそろっているかどうかはわかりません。ここから先は、専門の研究者の仕事です。われわれ古本屋はこれが貴重なものだろうとアタリをつけて商品化し、彼らに見つけてもらうよう工夫をすることです。
見つけてもらえれば売れるし、もしも見当違いであれば誰からも見向きもされず、努力はムダになるかもしれません。
それでも、ISBNがついた本だけを仕入れてネットで売るよりははるかに楽しいと思っています。













