古本・古書、CD・DVD高価買取のよかばい堂。全国対応の宅配買取と、福岡・九州を中心に出張買取も致します。

福岡市中央図書館で「押絵と旅する男」をみる


1月 19th, 2014 | Permalink

こないだの土曜日、百道浜にある福岡市中央図書館併設の映画館「シネラ」に川島透監督の「押絵と旅する男」を見に行きました。

駐車場が満車状態で待たされると上映時間に間に合わないから少し早めに出陣。

映画館に着いて初めて監督の舞台あいさつがあると知る。

川島監督は福岡出身です。

初めてシネラに入ったけど、観客が多くてびっくり。

いつもあんなかな。それとも舞台挨拶があったからかな。

 

 

映画はいっしょに連れて行った娘がいたく気に行った様子でした。

もう一度見たいという。

あと1回上映が予定されているので、ひょっとしたら行くかも。

川島監督も挨拶の中で言ってたけどDVD化されてません。

VHSがあるのみ。

そしてそのVHSのアマゾンのページは熱い書き込みがたくさん。

というか、熱い書き込みしかない。

 

フィルムで上映される機会は少ないようです。

監督自身久しぶりに見るといってました。

 

 

監督の舞台あいさつが始まったら、携帯がブルブル震えて着信を知らせてきた。

着信を見ると登録してない番号。

ひょっとして買い取り依頼の電話かな、しまった、と思いつつ受けるわけにもいかない。

ちょっと抜け出して折り返そうかと思ったけど、隣に人がいるし仕方ないとあきらめる。

 

 

映画が終わって会場から出たらやっぱり気になり着信番号に折り返し電話を入れる。

すると「株式会社ナントカで~す」と妙な明るさの胡散臭い声。

セールスの電話に違いないと断定し、「間違えました」と伝えて切る。

電話に出なくてよかったと安心。

 

 

しかし、こんなこともあるかと、今後は気をつけることにします。

土日はけっこう買い取り依頼の電話がかかってくること多いです。

 

 

これから映画見る時も、転送電話に出られるよう、なるべく出入口近くの通路側に座るようにしよう。

なので、ぜひ土日も遠慮なくお電話ください。

運転中もクルマをとめて対応いたします。

もちろん平日昼間は事務所でお受けします。

古書よかばい堂

092-408-4208

 

 

 

古本のたのしみ 『お茶漬けの味 他』 小津安二郎のシナリオ集など 野田高梧


12月 3rd, 2012 | Permalink

 

小津安二郎監督のシナリオ集。脚本家の野田高梧との共著。

写真左の『お茶漬けの味 他』には表題作の他、「麦秋」と「晩春」がおさめられています。

帯には「日本映画の粋! 小津安二郎と野田高梧のコンビが生んだ作品を集める。繙けば、名篇と共に涯しない追憶に誘い込まれる。日本最高のシナリオ集」。

映像作品は自宅のテレビで何度か見たけど音響が悪くて聞き取れなかったセリフがこの本を読んで氷解することも。

たとえばこんなセリフ、いまどき誰も使わないから母国語といえどもヒアリングはほぼ無理。

「あの人今これなんだって、ラーヂーポンポン、七ヶ月…」

ラーヂーポンポン…。たぶんlarge ポンポン(=お腹)で、「お腹が大きい(妊娠中)」ことを言うのだと思う。

これは「晩春」の中のセリフです。

この頃はこういう言い方が使われていたのかもしれない。

 

もう一冊の『早春』は岸恵子の可愛らしさが印象的でした。

彼女が新婚の池部良をかどわかすんですね。

 

もうひとつ興味深いのは登場人物の年齢が書かれていること。

これは映画だけを見ていてはわからない。

シナリオを読んで初めて、役の年齢を知るわけです。

 

佐分利信が扮する『お茶漬けの味』の主人公はなんと42歳。

役者の実年齢は別として少なくとも小津監督と野田高梧はそういう設定で書いていた

(ちなみにこのとき1909年生まれの佐分利信は43歳)。

今頃の42歳とはたとえば誰でしょうか?

 

調べたらナイナイの岡村くんが1970年生まれですね。

あと博多華丸・大吉もこの年生まれだそうです。

「お茶漬けの味」の佐分利信と同い年だとはにわかには信じがたいです。

 

こんなのもシナリオを読む楽しみのひとつかもしれません。

 

 

よかばい堂では映画の本の買い取りをいたします。

古い雑誌等も見積もりいたします。

まずはお電話でご相談ください。

092-408-4208

最近の投稿

カテゴリー

よかばい堂のGoogle+のページ

Google+