2014.7.28『九州の沢と源流』
先日の土曜日山登りに行ってきました。
といっても初心者ばかりで近場の山、ということで井原山に行きました。
行政的には糸島市にあたります。
登山口には前原市のままの標識がいくつかありました。
最近私の周囲に山ガールや山おじさん(ガールとおじさんじゃバランス的にどうかと思うけど、まあこのままにしておきます)が増殖中。
同級生の間でもやたらと登山が流行っている様子です。
私も登山靴を買ってしまいました。
買ったからには登らにゃソンソン、というわけで誘われたら基本的に参加することを旨としています。
たまたまその数日前に仕入れた本の山からこんな本を発見。
『九州の沢と源流』(吉川満)葦書房から昭和62年に出た本です。
なかなかマニアックな本です。
なんせ沢登りの専門書。
写真やイラストは少ないのでよくわからない部分もあるけど、装備には地下足袋と脚絆が良いとあります。
地下足袋はわかるけど脚絆はちょっとイメージしにくい。
とにかく沢登りというだけに水の中をじゃぶじゃぶ登っていくのでしょう。
夏は涼しくて気持ちよさそう。
でも、かなり体力的にはかなりハードな気もします。
実際に山に行ってみて、とてもこの本は自分には上級すぎて10年早いという判断を下しました。
本の中身はこんな感じ。
沢の地図が詳しい。
よかったらご検討ください。
アマゾンに出品予定です。
古書よかばい堂
本が好き、本を買うのはもっと好き。
少ない冊数でも、古い本でも、雑誌でも処分前にお電話ください。
092-408-4208
2014.7.28『釣った魚をおいしく食べる』
さきほど書いた石橋エータローのことが気になってネットで調べてみると、なんと父親とそっくりのタイトルの本を出していることが判明。
『釣った魚をおいしく食べる』がそれで、父親のは『釣った魚はこうして料理』。
アマゾンのレビューには「、レシピのあいまに父との釣りの思い出が挿入される。これが、なかなか情緒があって良い」とあります。
これを見てさっそく注文。
石橋エータローは子供時代は父は死んだと言われて育ったらしい。
その後事実を知り父に会いに行くと最初は歓待されるが、後日母親がエータロー名義で慰謝料請求訴訟を起こすと一転疎まれだした。
クレイジーキャッツでは茫洋としたイメージだった彼にそんなことがあったとは初めて知りました。
そんなことがあっても父と同じミュージシャンの道を進み、似たタイトルの本を書いたとなると父親の影響の大きさを感じます。
そう思って父親=福田蘭堂の本をぱらぱらめくってみると僅かに両親について触れている箇所を見つけました。
引用します。
「私の父も母も洋画家であった。が、事情あってわたしを母の両親にたくして旅にでてしまった」
他にもあるかもしれませんが、見落としていても古本屋のぱらぱら読書につきご容赦のほどを(ちゃんと読みたい方はぜひお買い求め下さい!とここでPR)。
あと、石橋エータローの母親は石橋家の血を引くらしい。
となるとやはりあのブリジストンの石橋家でしょうか。
なぜなら祖父青木繁は久留米の人。
この辺も調べてみると面白そう。
福田蘭堂の本は、少しぱらぱら読みしたら、壇一雄や開高健といった釣りや料理の好きな文人たちの名前も出てきます。
さらに西唐津・呼子などの九州の地名も。
もっと読みたいけど、この辺にして仕事に戻りましょう。
2014.7.28 『釣った魚はこうして料理』
画家の青木繁とクレイジーキャッツをつなぐ本。
と、何やらいわくありげな書き出しですが、Wikipediaで仕込んだにわか仕込みの受け売りです。
先日仕入れた本『釣った魚はこうして料理』。
著者の福田蘭堂は青木繁の息子です。
これがその人。
釣りが得意な様子ですが、本職は音楽家・尺八奏者。
ただ何度か警察沙汰になったこともあったようで、極めつけは女優の川崎弘子を映画のロケ地に向かう船上でレイプしたらしい。
その後川崎と結婚したというのは、今の感覚ではわかりにくいけど「キズモノにしたので、男として責任を取った」ということでしょうか。
当時彼は別に妻子があったらしい。
その前妻との間にできた息子がクレイジーキャッツの石橋エータロー。
石橋からみると、祖父が青木繁で父親は札付きのワル(ちょっと言い過ぎか?)。
自分を作ったあと母を残して別の女(女優)と再婚した、ということになりそうです。
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2014.7.23
先日買い取りした本から思わぬ希少本が出てきました。
自慢できることではないのですが、
これは正直見積もりから漏れていた、という訳で追加の買い取り金額を現金書留で今からお送りします。
ときどきこういうことが起きます。
まだまだ修行が足りません。
理想的には買取のその場で全部目利きしたいのですが、やはりすべての分野で漏れなくやることは難しい。
もちろん理想を手放すことはしませんが、まだまだ修行の身です。
後日のフォローでカバーさせていただくしかないと思っています。
この本です。
かなり珍しい本。
オークションに出品します。
2014.7.22ツイートより
2014.7.20
暑いさなかの重い本の移動は重労働。
若くない身にはこたえます。
そうはいいつつ、本の買い取りのお電話をいただくと元気が出るのが古本屋の性分!
(2017年12月12日追記)
以下の部分は現在の弊店の買取りには当てはまらないので削除させていただきます。
過去にはこういうサービスもしていましたが、あまりにもご希望が多すぎるため対応ができなくなってしまいました。
申し訳ございません。
先日は春日市で、百科事典・文学全集の引取りを条件に本をお売りいただきました。
老舗の書店はこんなことはしません。
弊店のような新参者はそうも行かず、誰もやらない(多分。少なくとも福岡では聞いたことがない)百科事典や文学全集の引取りを買い取りの目玉に据えてます。
この点は弊店のセールスポイントです。
まだ体が動くうちはこのサービスは続けるつもり。
ただし、他にも買い取りお引き取りできる本がある場合に限ります。
ときどき百科事典や文学全集だけをタダで持って行って、と言われることがありますが、残念ながらご容赦いただいてます。
ご理解ください。
2014.7.14 ツイートから
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