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エロティックな本を処分したい エロ本の処分 


11月 19th, 2021 | Permalink

東京にお住まいの88歳の男性から電話で、むかし買ったエロ本の処分に困っているという相談。

ご年配の方だが、声や口調はあくまでも明るく闊達だ。教養さえ感じさせる軽やかで嫌味のない話し方。

外国で買った写真やヌード付きのトランプや昭和の官能小説などが僅かにあるが、死んだ後に家族に見られるのが恥ずかしい、ネットで探したらおたくで買ってくれるかもしれないと思い電話したとのこと。

 

電話での話だと量も僅かだし、高くなりそうなものもほとんどないので「買い取りできるものは少ないと思いますよ。無理に売らずにお持ちになられてはどうですか?」というと、いつ死ぬかわからないから早く処分したいという。

「知り合いの方に差し上げたらいかがでしょう?」と問うと「まわりの連中もみんな持ってるし、むしろ同じ悩みを抱えている」とおっしゃる。

「わかりました。とりあえず着払いでお送りいただければお引き受けはしましょう。万が一価値のあるものが含まれていたらその分はお支払いしますが、期待はしないでくださいね」ということで話が成立。

 

先方もお金が欲しいわけじゃなく、処分をしたいがどこに持っていけばいいかわからない、ということだった。

さて、何が届くことやら。

 

新着のご案内 「失神する本 マジメ人間読むべからず」川上宗薫 


6月 13th, 2013 | Permalink

川上宗薫といえば戦後昭和の代表的な官能小説家のひとり。

徳間書店から出ているこの新書は、いまではちょっとみられない牧歌的な雰囲気を持っている。

もっぱらエロティックな話がほとんどの本だけど、どこか牧歌的だ。

そういえばこの作者「失神派」と呼ばれていたような記憶が。

いかにも昭和な感じがするタッチのイラスト。

フジ三太郎に似てる。

2015.1.16追記

ウィキペディアによると彼は1946年西南学院卒業とある。

同じ年、西南学院のすぐ近くに住んでいた長谷川町子は夕刊フクニチの要望で「サザエさん」を連載する。

時に長谷川町子26歳川上宗薫22歳。

今では福岡市営地下鉄の西新駅から西南学院方面に向かう道には「サザエさん通り」の名称がついている。

通りの西側には修猷館高校がある。

1954年には宇能鴻巣一郎が同校を卒業している。

長谷川町子は措いといて、川上と宇能という昭和の官能小説の両巨頭が同じ街に青春期を過ごしたことは興味深い。

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