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福岡市城南区での本の引き取り


2月 27th, 2013 | Permalink

福岡市の中心から南へ向かうと油山というちょっとした山があります。

「あぶらやま」と読みます。

私が子供のころからここは市民の憩いの場所、というか子どものときは遠足の場所だった。

そして、小学校も中学校も校歌には油山が歌い込まれていた。

たぶん近隣の他校も同じだと思います。

何かの大会で他校の校歌を耳にして、なんだうちの学校の校歌と歌詞がほとんど同じじゃん、と思った記憶がある。

たしか川とか山とか博多湾とか、その辺はだいたいどの学校も出てきたような記憶が。

同じ福岡でも東区に行くと別の山が対象になるのでしょうが、中央・城南・南区あたりの区民には親しまれている山だと思います。

いまでも我が家の窓からは油山がよく見え、雪が降ってるとか、油山が見えないのは黄砂のせいとか、PM2.5じゃないかといっています。

山の中腹に展望台ができたのはいつごろだったのだろうか。

モータリゼーションの発達とともに、けっこうメジャーなスポットになりだした。

1960年代はすなわち小生が小学生のころ、母親が夕飯あとに「ちょっとドライブに行こうか?」とよく行ったものです。

あ、その頃の父親は、晩飯時は残業で家にいないという家庭が多かったのでは?

すくなくとも我が家ではそういうことが多かったと記憶。

市内の夜景を見るというのはちょっとした非日常経験で楽しかったと記憶してます。

数年後免許を取って自分の運転で行く頃は、デートスポットとなり夜はクルマが列をなしていました。

さて、蚤の市で古本を置かせていただいている「窓カフェ空」にご紹介いただいたご縁で本を引き取りに行ってきましました。

窓カフェの美人ママPさんと油山観光道路沿いの某所で待ち合わせ。

なにやら素敵なクリーム色の小型カブ単でさっそうと登場。

そこからはよかばい堂のクルマに同乗いただき目的地に向かいます。

場所は山の中腹にある木々に囲まれた古い民家。

我々が到着するとすでに民家のオーナーさんは民家の片づけ中。

建物の見事さが印象的。

豪華な建築ではないにせよ、趣味の良さが感じられる日本家屋です。

建築用語を駆使して説明できないのがもどかしいですが、外観をみただけで手の込んだ造りだといことがわかる。

どうやら彼はこの建物を手に入れて、リニューアルし別荘にするのか店舗にするのか、新しい用途に供するかのようでした。

詳しいことはそれ以上きかなかったのでわかりません。

オーナーさん、なんと「お金はいらないから、全部持っていってほしい」とのこと。

本の山を一見して、

古いながらも珍しいものが混じっているのがわかり、商談成立。

というのも、商品にならないものばかりだと無料でも引き取れない場合があるからです。

さっそく本の搬出を開始。

どうやら前オーナーが学校の先生だったらしく、大読書家だった様子。

50年以上前の朝日ジャーナルをはじめとした古い雑誌等が大量に出て来ます。

別荘の気やすさからか、自宅に置く場所がなくなったらこっちに持ってきていたのではないかと推測。

学校でつかったと思しきテキスト類も出て来ます。

傷みが激しく商品にならないものはクルマで処分場に直行。

弊店のクルマで2回往復してすべてかたが着きました。

2月末だけど天気も良く、適度な作業で冷たい風が心地よいぐらい。

Pさんは、その心地よさに誘われてか「帰りは下り坂を歩いて戻りま~す」とのこと。

自然児のような方だなとの印象を受けつつその場で散会。

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福岡県春日市で昭和レトロモダン系の古い雑誌を仕入れました


1月 19th, 2013 | Permalink

あちこちネットで覗いていると「昭和レトロモダン」という言葉を目にします。

さしずめこんな雑誌なんかそうじゃないかな。

昭和30年代から40年代ごろの高度成長期の雰囲気を伝える時に使われている模様。

1969年の秋の号。

この手の雰囲気がリバイバルしてるんでしょうか。

モデルさんが跨ってるのはホンダのモンキーじゃないかな。

最初の見開き。

左ページの広告のモデルは芳村真理。

大島渚監督の誘いを受けて女優デビューしたのが1960年。

この頃(1969年)は女優とモデルとどちらもやっていたことがわかります。

こうやって見るとなかなお洒落です。

見飽きません。

この手の雑誌やその他の本を、2月に福岡市中央区内のカフェが主催する「蚤の市」に出品する予定です。

詳細が決まったらまたお知らせします。

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よかばい堂の本のクリーニング


1月 18th, 2013 | Permalink

今日はよかばい堂の本のクリーニングについてご紹介します。

先日仕入れた古い本。

ビニールカバーがついています。

このビニールカバーが曲者で、古くなるとゴミを吸着してひどく汚れていることがあります。

たとえばこんな感じ。

これを外して、アルコールを吹き付けて拭き取ります。

丁寧な作業をしているのはバイトのsachiさん。

黙々と作業は続く…。

完成。

最初にお見苦しいところをお見せした分厚い本もこの通り。

きれいになりました。

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売れた本 日本プロ野球記録年鑑 (1986)


1月 15th, 2013 | Permalink

よかばい堂店主は福岡の月刊誌「フォーNET」に「せどり屋雑記帖」と題する古本にまつわるコラムを連載中です。

毎月2冊弊店で取り扱ったプレミア本を紹介しています。

同誌のご厚意により過去の掲載分を転載させていただきます。

月刊フォーNET」2012年10月号掲載分(その2)

 

 

 

日本プロ野球記録年鑑 (1986) [単行本]
出版社:ベースボール・マガジン社
発売日: 1985/12

 

 

表紙の4人すべて(特に下段の二人)がわかる人は相当なプロ野球ファンだと思う(答えは文末)。
プロ野球の良いファンではない店主だが、地元の球団が勝てば浮かれてみたり、西鉄ライオンズの懐古談に相槌を打つぐらいはする。
この本がプレミア価格で売れたので例によって梱包前の本をぱらりと開くと「ボレス」の3文字が目に飛び込んできた。
50代以上の元西鉄ライオンズファンはご存知だろう。主砲だった外人選手だ。昭和42年のオールスター戦に出場している。ラインナップを見ると張本・長池・大杉・野村・ブレイザー・池永(!)。半可通の店主ですら懐かしくて人に話したくなるぐらいだから、ファンはこれ一冊で何時間も楽しめるにちがいない。
ただ、この頃のデータは主たる内容ではない。1986年版とあるようにその年の公式戦の全記録と主要279選手の年度別全成績がメインコンテンツである。
こういった年鑑の類は過去のものほど入手しづらくなるので値が張ることになる。この年鑑も新しいものはさほどでもないが、1980年代のものにはかなりのプレミアが付いている。日本プロ野球機構の公式サイトに詳細なデータベースがあるとはいえ、過去のデータはこの年鑑ほど詳しくなさそうだ。
(答え:左上から時計回りにランディ・バース落合博満川端順熊野輝光)

 

 

同コラムの過去の連載分は以下のブログでご覧いただけます。

http://d.hatena.ne.jp/yokabaido3/

 

 

 

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売れた本 『植生からよむ日本人のくらし―明治期を中心に 』


1月 11th, 2013 | Permalink

よかばい堂店主は福岡の月刊誌「フォーNET」に「せどり屋雑記帖」と題する古本にまつわるコラムを連載中です。

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同誌のご厚意により過去の掲載分を転載させていただきます。

月刊フォーNET」2012年12月号掲載分(その2)

 

 

植生からよむ日本人のくらし―明治期を中心に 

小椋 純一 (著)

出版社: 雄山閣出版 (1996/09)

 

この夏、家族で大分に行き九重の草原地帯を車で走った。
台風上陸前の強風にあおられる草原の光景は雄大かつ壮大、生意気盛りの子供たちすら感嘆の声を上げたほどだった。
そのときふと疑問が湧いた。草原とはいったい自然なのか人工なのか? 草原をあるがままに放置すれば自ずと森林となるのではないか? 草原であり続けるには放牧・焼畑などの人為を必要としないか? すなわち草原とは人為により成るもの、人工的なるもの、あるがままの自然とは異なるのでは、という疑問だ。
もしそうだとするなら、いつごろからどうやって草原を作ってきたのだろうか。しかしヤマトタケル熊襲を襲ったときはすでに阿蘇は草原だったような気がするが、その頃から焼畑か牧畜をしていたのだろうか?
こんな疑問が次々と湧くので帰宅後『草地と日本人』という本を読んでびっくり。つい最近まで日本は草原だらけだったそうだ。
でこの本だが興味深そうな図版がたくさんある。写真や浮世絵などを丹念に調べると当時草原があった場所がわかるという。もう少し読みたかったが、後ろ髪を引かれる思いで本を送り出した。
同コラムの過去の連載分は以下のブログでご覧いただけます。

http://d.hatena.ne.jp/yokabaido3/

 

 

 

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売れた本:『流れ―写真集』


1月 10th, 2013 | Permalink

よかばい堂店主は福岡の月刊誌「フォーNET」に「せどり屋雑記帖」と題する古本にまつわるコラムを連載中です。

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月刊フォーNET」2012年12月号掲載分(その1)

流れ―写真集 (1984年) [古書]
日本機械学会 (編集)
出版社: 丸善 (1984/03)

 

流体力学の専門書。というか写真集。液体や気体の流れを研究する学問だと思うが、それを写真に撮り、しかもそれだけで写真集にしてしまうことは稀有のことなのだろう。どうやら類書は見当たらない。
しかも執筆陣というか写真提供者がきわめて多いのも本書の特色だろう。大学や国の研究所だけではなく自動車メーカー、重工、造船会社、重電関係の民間企業からも提供されている。つまり編集者である日本機械学会の会員たちであろう。
よかばい堂店主もサラリーマン時代にはゼネコンに勤務していたが、社内の設計部に水の流れの研究をしている研究者がいた。なんでもその流体力学とやらはかなり高度な数学を必要とするらしく、やたら数学の得意な東大卒が何人かいて、高校時代から全国模試の数学でトップをとったとか満点を取ったとか話していたのを耳にしたことがある。流体力学の世界とはきっとそういう人たちがぞろぞろいるのだろう。
そういう数学を使って解析すると同時に写真を撮ってその流れを可視化するというのが本書の成立の動機なのだろう。専門家が多くの写真を持ち寄ることでこの写真集ができている。
お買い上げいただいたのもどうやら大学で研究をしている専門家の方のようだった。

 

 

同コラムの過去の連載分は以下のブログでご覧いただけます。

http://d.hatena.ne.jp/yokabaido3/

 

 

 

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1月に入ってから


1月 9th, 2013 | Permalink

年末は大掃除のお宅が多いせいで、古本の整理をされた方も多かったようです。

お電話も頻繁に頂戴しました。

年が明けると一転して買い取った本を出品する作業に追われる日々です。

 

とはいえ、ご用命があればいつでも参上できるよう準備しています。

今週は今のところご要望にお合わせできる時間帯が多いです。

福岡市内および近郊の売り主様はどうぞお気軽にお電話ください。

もちろんそれ以外の方も、まとまった冊数があれば参上します。

 

充分に本をお売りいただければ、出張買取の場合に限り、百科事典・文学全集の無料引き取りサービスができる場合もございます。

詳しくはご相談を。

 

 

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売れた本 『パパとママの娘―女子高校生のアメリカからの手紙』 (1961年) (カッパ・ブックス) 出版社: 光文社 (1961)


1月 8th, 2013 | Permalink

よかばい堂店主は福岡の月刊誌「フォーNET」に「せどり屋雑記帖」と題する古本にまつわるコラムを連載中です。

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月刊フォーNET」2012年8月号掲載分(その1)

 

パパとママの娘―女子高校生のアメリカからの手紙 (1961年) (カッパ・ブックス)

出版社: 光文社 (1961)

昭和の明るさがぎっしり詰まっているかのようなタイトルや表紙カバー。1961年といえば、東京タワーも完成し次はオリンピックという頃。巷にはハイテンションな気分が横溢していたのかもしれない。

著者は高校から3年間アメリカで過ごした。その間ほぼ毎週東京の両親に宛て手紙を書いており、それがこの本の元になっている。タイトルのパパとママというのは、アメリカでの受け入れ家族でもあり、東京に住む実の両親のことでもある。
親の愛情に包まれた好奇心いっぱいのお嬢さんの私信をそのまま本にしてしまったのも時代の持つエネルギーか。
私信だから固有名詞が頻出する。クラスメートも実名で登場し、それぞれ「雙葉でのクラスメート」「東大教授○○氏の娘さん」「作家石川○○さんの長女」などと注記がある。これだけ拾って読むのも面白い。「森川宗治氏 父の会社に勤務している方」とある。誰か有名な人かと思い本文に当たると、アメリカで運転が上手くなったので「帰ったら、ぜひ森川さんにお願いして、運転させていただきたいわ」とある。会社の運転手さんも実名で登場するのだ。
お隣さんまでフルネームで出てくる。今ではありえない。個人情報などいう言葉の無い、というよりも名前が出ることをみんな喜んでいたような気配すら漂う。牧歌的な時代の産物だ。

同コラムの過去の連載分は以下のブログでご覧いただけます。

http://d.hatena.ne.jp/yokabaido3/

 

なお、本文中では字数の関係で触れませんでしたが、カバーデザインは横尾忠則・宇野亜喜良という豪華な布陣。

さらに雙葉の後輩として出てくる西村亜希子さんとは後の長嶋茂雄夫人だそうです。

また、徳田浩子さんとして名前が出て来る女性は、のちにアメリカの文豪ヘンリー・ミラー夫人となったホキ徳田です。

2014.7.31追記
この本は復刊ドットコムでも復刊リクエストが入っています。
いずれも熱い書き込みがされています。
そのひとつで知ったのですが、宝塚で「青春のバカンス」というタイトルで舞台化されていたんですね。
1963年の作品のようです。

 

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福岡市南区にて建築関係書籍・学術書・専門書の買取


12月 16th, 2012 | Permalink

弊店(といっても店舗はありません。事務所だけです)所在地のある南区内から、買い取りご希望のお電話を頂戴したのが数日前。

土日でも出張に来てくれるかとのお問い合わせだったので、もちろん参りますとお伝えしていたところ、本日お声がかかり行ってまいりました。

 

買い取らせていただいた本の一部をご紹介。

 

●建築関係の専門書:

1)新訂 建築学大系39 鉄筋コンクリート造設計例

2)新訂 建築学大系40 鉄骨造設計例

3)カーサ ブルータス

4)新建築 住宅特集

5)倉俣史朗 1967-1987

6)生き続ける建築のデザイン

7)コンパクト建築設計資料集成

●その他の専門書:

1)和辻哲郎全集 8

2)人間の大地(上)

3)BIO-CITY

4)中国飲食文化

5)護宝螺と直弧文・巴文

6)旧市町村名便覧

7)縄文文化の輪郭

8)南東貝文化の研究

 

珍しい本がたくさんあります。

ご主人と本にまつわるお話を楽しくさせていただきならの見積もりで、あっという間に時間が経ちました。

ありがとうございます。

幸いにも見積もり金額にご快諾いただき、無事買い取りさせていただきました。

 

ご主人がおっしゃるには、すぐ近くの大手古本チェーンに本を持ち込まれたことがあるが、値付けにご不満をお持ちだったようです。

よかばい堂の見積もりでは、高価な専門書に1冊数千円をお付けすることは珍しくありません。

今回も10冊近くに千円以上のお値段をつけさせていただきました。

今までさまざまな分野のプレミア本を扱ってきたので、高価な本には思い切った見積り価格をつける自信があります。

 

 

よかばい堂は建築関係その他の専門書・学術書の買取を行っています。

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充分に本をお売りいただけるばあいは、百科事典や文学全集の引き取りサービスができる場合もございます。

詳しくはご相談ください。

092-408-4208

土日も営業しています。

 

 

新入荷  『中・高校生のためのフォーメーションバイブル バスケットボール 試合ですぐに役立つ オフェンス・パターン70選』


12月 9th, 2012 | Permalink

ベースボールマガジン社から出ているムックです。

現役選手自身が買うこともあるでしょうが、むしろ監督やコーチなどの指導者からの需要もありそうな本です。

競技によってはスポーツショップの店員が指導するケースもあるようです。

それをきっかけに用品のセールスにつなげるのでしょう。

 

 

よかばい堂はスポーツ関係の雑誌は本の買い取りをしています。

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092-408-4208

 

 

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