福岡市中央区で、法律事務所の閉鎖に伴う書籍の処分をしたいとのご相談のお電話がありました。
中央区大名や赤坂には法律事務所が多い。
裁判所が近くにあるからです。
この裁判所は福岡城の跡地に建っていますが、市の公園整備計画に基づいて数年後には六本松の九州大学跡地に移転する予定です。
ずいぶん前から話は耳にしてましたが、やっと動き出しそうです。
事務所を閉鎖するのですぐに本を整理したいとのご希望だったため、ご希望通りのお時間に参上しお見積りしました。
450冊ほどの法律書を買わせていただきました。
法律書の多くは法改正が行われるたびに改訂版が出て、古い本の使用価値が大幅に落ちてしまいます。
最たるものは六法全書で、古い六法全書はほとんど買取の対象にはなりません。
また、法律事務所によくある加除式の判例集も買い取り対象にはなりません。
初学者向けのテキストや一般向けの入門書・啓蒙書の類も値段がつかなかったり、ついたとしても非常に安価なものが多いです。
加除式のものは、差し替え作業が重要で、その作業(版元から人が派遣され差し替えをしにきます)込みのシステムを購入するものです。
知り合いの司法書士に聞いたところでは、現在は加除式のものはCDROMになりネットで情報更新されるので、
紙のものは事務所の飾りになっているとのことでした。
一方で、特定のテーマを深く研究した本の中には、長い寿命を持っていて数十年前経ってもいまだに名著として読まれているものがあります。