先日参ったばかりの邸宅から再度お呼びがかかり再度参上。
こんどは歴史の専門書。
併せてその方が使用していた学習参考書なども買わせていただきました。
11月 4th, 2013 | Permalink
電話をくださったのは東京の方。
こんど福岡市南区のご実家を整理しに帰るので本を引き取ってもらえるかというご相談。
うちからはほんの近くだし、もちろん快諾。
とにかく近いので、まずは本を拝見しましょうという段取り。
ご住所を聞くと本当にすぐ近く。
以前住んでいたマンションと同じ町内です。
近くには野間大池公園という大きな公園があります。
前住んでたマンションからはよく散歩に来ていました。
春先は池の中に亀がたくさん泳いでいたり甲羅干しをしています。
隣にはむかしダイエーが入っていたショッピングモールが今は中が入れ替わり、
地元のスーパーや100円ショップが入っています。
栄枯盛衰。
閑話休題。
約束の日に参上すると予想通りの立派な邸宅。
すでに大半の本は玄関先に並べられていました。
拝見すると有朋堂の漢文叢書など古くて珍しいものや、大邸宅につきもの(?)の美術全集なども。
とにかく全部処分したいとのことなので、その前提でお見積り。
欲しいものだけ買うなら〇〇円ですが、
全部持っていけと言われたら不要な本の処分費用△△円引かせてくださいというと
一発でOKをいただきました。
運び出してる途中で新たに謡の本のセットが木箱付で出てきたので、その分を追加見積もり。
帰り際に「午後の紅茶」を差し入れていただき感謝感激。
仕入れた本のごく一部を紹介。
いずれまたどんどん紹介していきます。
「福岡市市民録」これはかなり珍品。
11月 4th, 2013 | Permalink
文庫本や小説のほとんどはネット上では古本価格が暴落してます。
だからめったなことじゃお引き取りできないのですが、
昨日はめずらしく例外的なケースが発生。
お電話をいただいたので、どんな本の処分かと聞いたら、
「赤川次郎やアガサクリスティーなど」とのこと。
残念ながらその手の本はアマゾンではほぼ間違いなく1円~数10円。
当店では仕入れても人件費で赤字になる。
正直にそう伝え、「ブック〇フ」さんにお持ちにになった方がいい値が付きますよと言ったところ、
「もっていくのが面倒で…」とのこと。
つまりタダで構わないから処分してほしいというご相談。
なるほど、こちらも商売だから無料ならなんとか処分の方法もある。
無料で引き取りることで交渉成立。
ただし、弊店からあまり遠くない場所で、傷みのない本が大量にあったので可能な例外的ケース。
筑紫野市の俗名院というご住所。
JR鹿児島本線の天拝山と西鉄大牟田線の朝倉街道駅の近くです。
弊店からはクルマで小一時間。
ある程度まとまった分量の本があれば喜んで参上します。
まずはお電話でご相談ください。
092-408-4208
2014.7-8追記
料理の本を処分なさりたいとのことで、大野城市まで参りました。
このあたり、春日市・大野城市が複雑に入り乱れていていまだに混乱してしまいます。
春日運動公園が近くにあります。
それもあってちょっと混乱するのかな。
大野城市は不思議な形をしています。
細長いひょうたん型で、接する自治体の数が多い。
福岡市(博多区)
春日市
太宰府市
筑紫野市
糟屋郡宇美町
筑紫郡那珂川町
福岡の人にはわかると思いますが、宇美町と那珂川町とに接しているというのが不思議な感じがします。
しかも大野城のと春日の市役所がきわめて近接している。
そんなこんなでいまだにちょっと戸惑います。
閑話休題。
売主さんは若い男性。
料理の勉強をしているんでしょうが、どうやら先輩から譲り受けたかなり古い本。
「ミルメニュー」全8巻
「フランス料理新大事典」全6巻
「現代フランス料理」(辻静雄)全6巻
じっくり査定し金額提示したところ一発でOKいただきました。
料理の本をお売りの際はよかばい堂にご一報ください。
電話でのご相談にも応じます。
お気軽にどうぞ。
本の話は喜んでさせていただきます。
春日市は福岡県で最も住みやすい自治体だ、と知り合いの春日市民が自慢してました。
彼によると春日市は福岡市とは別の水源地を持っているらしく、渇水になりにくいのだとか。
最近はそうでもなくなりましたが、30年ほど前は夏はよく水不足になりました。
夏休みに東京から帰省すると取水制限で風呂の水を何度も使ったり、喫茶店でも水が出てこなかったりと珍妙な光景が見られました。
春日市は福岡市南区にも隣接しており、弊店からは市内と同等に近い感覚です。
春日市に白水大池という公園があります。
周囲には閑静な住宅地が広がっており今回はその一軒から声をかけていただきました。
なんでも年配のご両親(特にお父上)が長年集めた本を処分なさりたいとか。
最初はすぐ近くにある大手古本チェーン店にお尋ねになったところ、
1)駐車場がないと買い取りにいかない
2)買い取らない本は引き取らない
と言われ困って弊店に声をかけていただきました。
ぜんぶまとめて処分したいが、なかなか対応してくれる古本屋が少ないのだとか。
実際に行ってみると駐車場はないものの前面道路に短時間置いてもなんら問題がないような住宅街です。
さらに、ご年配の方にとって困るのは買取できない本の処分。
現地に到着すると確かにいまではどこも引き取らない百科事典・文学全集などが大量。
これは買い取りする古本屋が少ないので、結局は自分で廃棄処分にしなければなりません。
これが大変。
紐を掛けて、クルマに積んで、ごみ処分場まで運んで、さらにお金を払わなければなりません。
夏の暑いときに老人がやる仕事ではありません。
というわけで、弊店が全部引き取ることを条件にお譲りいただきました。
それにしても夏の暑い時期に重い本の箱を40箱ほども動かすは重労働。
2日経ち疲れも少し取れて肝心の本を見ると、
かなりの読書家の方だったようで専門的な内容の本も散見されました。
漢詩、尺八、和風建築、落語の本など多岐にわたります。
『三木助歳時記』安藤鶴夫 旺文社文庫版です
『数寄屋図解事典』
『漢詩名句辞典』鎌田正 米山寅太郎
『虚無僧尺八指南』戸谷泥古
6月 13th, 2013 | Permalink
川上宗薫といえば戦後昭和の代表的な官能小説家のひとり。
徳間書店から出ているこの新書は、いまではちょっとみられない牧歌的な雰囲気を持っている。
もっぱらエロティックな話がほとんどの本だけど、どこか牧歌的だ。
そういえばこの作者「失神派」と呼ばれていたような記憶が。
いかにも昭和な感じがするタッチのイラスト。
フジ三太郎に似てる。
2015.1.16追記
ウィキペディアによると彼は1946年西南学院卒業とある。
同じ年、西南学院のすぐ近くに住んでいた長谷川町子は夕刊フクニチの要望で「サザエさん」を連載する。
時に長谷川町子26歳川上宗薫22歳。
●
今では福岡市営地下鉄の西新駅から西南学院方面に向かう道には「サザエさん通り」の名称がついている。
通りの西側には修猷館高校がある。
1954年には宇能鴻巣一郎が同校を卒業している。
長谷川町子は措いといて、川上と宇能という昭和の官能小説の両巨頭が同じ街に青春期を過ごしたことは興味深い。
6月 13th, 2013 | Permalink
よかばい堂と同じ福岡市南区の方からの電話。
南区大楠です。こちらから向かうと西鉄大牟田線の高宮駅を過ぎてさらに東方面になります。
古い戦記物をご家族が集めていらしたようで処分をご希望とのこと。
大量に買わせていただきました。
小野田寛郎さんなどの戦記物以外にも郷土史関係や野球・相撲の本も。
写真では西鉄ライオンズの本をいくつか掲載しました。
西鉄ライオンズにはいまだに熱心なファンがいます。
近年になり新たに関心を持った若い方もいるかもしれません。
なにせいろいろ派手なエピソードに事欠かないいかにも「昭和」的な野放図さがあったし。
よかばい堂は戦記、軍事関係の本、郷土史、野球、相撲などの本を買い取ります。
ご家族が残した本でどうやって処分していいかわからない場合、まずはお電話でご相談ください。
5月 13th, 2013 | Permalink
お電話をいただきご住所を聞くとすぐ近く。
ふつうは蔵書の内容を詳しく聞くのですが、お近くなのでまずは直行。
現場主義というか、現物主義というべきか。
百聞は一見にしかず。
どんな本をお持ちなのか見て判断いたします。
電話で根ほり葉ほり聞くよりもその方が簡単でしょ?
残念ながらお値段がつく本は2冊ほどしかなかったので、正直にその旨を申し上げました。
それでも一発回答でご快諾!
ご納得いただけました。
値がつかない本も処分をご希望だったので無料でお引き取りしました。
「大手古本チェーンにはお持込にならないのですか?」とお聞きすると、
「どうせ1冊数円にしかならないし、捨てに行くだけみたいな感じだから…」とのこと。
実際に1冊数円かどうかわかりませんが、そう思ってる方は他にもいらっしゃいました。
弊店が高くお見積りできる自信があるのは専門性の高い本。
建築・土木・数学・物理学などの工学系・理学系はもちろん、
現代思想・哲学・文学などの専門性の高い本には、「本のきれいさ新しさ」だけを基準にするのではなく、
市場での価格に応じたお見積りをします。
大手古本チェーン店のマニュアルに応じた買い取り価格とは一味ちがう見積もりをご経験ください。
本の処分をご検討なら、お電話でご相談ください。
お近くならまずは現物を拝見しに参上します。
5月 13th, 2013 | Permalink
図版を多用するので印刷や造本が高価になるにも関わらず出版部数が少ないのが理由だと思います。
ある医療機関から買い取っとた本は新品を定価でそろえると25巻全部でなんと約100万円!
ただ、このような本は実際にはどういうルートで売れるのか知りません。
紀伊国屋書店の店頭在庫を調べても、ほとんどどの店舗にも置いてません。
唯一丸の内の店舗に在庫があるようです(同社のhpにて検索)。
専門性の高い本は初版で300部とか500部しか刷らないといいます。
医学書もこの程度か、もう少し多いのか?
医療機関の数を考慮するともう少し多いという推測も成り立ちます。
いずれにしても数万部出る本ではないから、書店の店頭に置いて買われるのを待つという売り方ではないはず。
開業医が仕事のツール・マニュアルとして購入するか、病院・大学や医薬品メーカーなどの研究機関が買うのでしょうが、直接版元から買うことも多いような気もします(あくまでも憶測)。
そんな本がはたしてネット上売れるか。
弊店にとっては博打のようなスリリングな経験。
幸いにも弊店の見積もりに売主様からは一発回答でOKが出ました。
よかばい堂は医学書の買い取りも行っています。
まずはお電話でご相談ください。
福岡市やその近郊であれば100冊未満でもお見積りに参上いたします。