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福岡県古賀市で芸能雑誌の出張買い取り


1月 27th, 2014 | Permalink

今日は日曜日。

弊店はいまのところ(2014年1月現在)定休日なしで頑張っております。

すると古賀市から買い取り依頼のお電話。

休みの日に家の中の整理をしていて本を売ろうと思う方は多いです。

この方もそうだったのかもしれません。

 

よかばい堂から古賀市へは博多バイパスを使い香椎に出て、あとは和白・新宮経由で行きます。

 

昭和の雑誌があるので買ってくれないかとのご相談。

善は急げで、その日のうちに行ってきました。

こんな雑誌を買わせていただきました。

 

こうやって見るとなかなか壮観。

1970年代前半の平凡と明星が中心。

週刊テレビガイドや週刊明星も数冊混じっています。

また付録のソングブック(歌本)もかなり残っていました。

表紙には昭和のアイドル揃い踏み状態。

天地真理、小柳ルミ子、南沙織のナベプロ三人娘。

野口五郎、西城秀樹、郷ひろみの新御三家(橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦が元祖の御三家)。

さらにはホリプロから桜田淳子、山口百恵が、香港からはアグネスチャンが参戦してきます。

中の記事を読みだすときりがありません。

さきほど見つけて気になったのは森田健作と沖雅也の対談。

ここでご紹介しようと思ったけど、本の山に埋もれてしまいどこにあるか分からなくなりました。

でも、今となっては対照的とも言える二人の対談、気になるので、またいずれ出てきたらご紹介しましょう。

森田健作はいまや千葉県知事。「青春の巨匠」と半ば揶揄を込めて呼ばれていた時期もあります。

片や沖雅也は京王プラザホテルから投身自殺。

しかも遺書は同性愛の相手へ向けたもので、そこに書かれた「おやじ、涅槃で待つ」が一時話題に。

いまでも涅槃という言葉を聞くと沖雅也を思い出す人は私ぐらいの年代だと多いと思います。

ウィキペディアによれば沖雅也は老醜をさらしたくないから30歳過ぎたら生きていたくない、というようなことを若いころから周囲に話していたらしい。

享年31歳。

そんな沖と警察官の息子で「青春の巨匠」である森田とが対談で何を話したのか気になります。

「君ぃ~、そんなことでいいのかぁ~」といきなり説教モード全開になってるんじゃないかと思うけどどうでしょう。

それとも沖が本心をひた隠しに隠しつつ森田の青春全開モードに話を合わせるのか。

興味津々。

 

 

というわけで、この程度の分量の本があれば、福岡市近郊でも喜んで参上します。

もちろん切り抜きが無く、付録がすべて揃っているものがベストですが、そうでなくても構いません。

まずはお電話でご相談ください。

古書よかばい堂

092-408-4208

 

090-3664-6867(携帯)

まで。

 

 

追記2014.2.9

見つかりました!

森田健作と沖雅也の対談。

「平凡」1972年8月号。表紙は野口五郎と小柳ルミ子。

 

それにしても当時は八重歯はチャームポイントと捉えられていました。

隠しだても矯正もしなかった。

ではルミ子ちゃんの見事な八重歯をどうぞ!

 

たぶんご本人も今は矯正されていることと思います。

あれは多分アメリカ人の美意識が輸入されたんじゃないでしょうかね。

ローティーンが矯正器具(ブリッジ)をしていてキスがうまくできない、なんてシーンをアメリカ映画で何度か見たような気がします。

 

でも、こないだyoutubeを見ていたらフランスの60年代のアイドル、シルビー・バルタンさんもデビューしたての頃は見事な隙っ歯だったことをしりました。まあ、どこの国も多少の歯の凸凹には鷹揚に構えていたのではないでしょうか。

 

話を戻すと、森田・沖対談。

 

これです。

「男同士、キビシク生きなくっちゃ」は森田健作の口から吹き出しが出てます。

 

実際に彼が言ったセリフかどうかはわからないけど、どっちかといえば彼が言いそうなセリフではあります。

 

 

 

沖雅也は1952年6月生まれだから当時二十歳になるかならないかの頃。

森田健作は1949年だから既に23歳前後。

35点とか13点とか見出しにあるのは、自分たちの歌を100点満点で自己採点した点数。

沖雅也が「おれたち2人は、自分にきびしい人間の代表みたいなもんだ」と言ってるのが興味深い。

ウィキペディアによればこの頃からすでに30歳過ぎて老醜はさらしたくないと言っていたというから、理想が高いというか見果てぬ夢というか。

 

女の子と高原をデートしていた夢を見たという沖雅也。

 

 

それにしても案外気軽にため口に近いしゃべり方なんですね。

森田健作は、このての長幼の序については極めてうるさそうな感じがしたのでちょっと意外。

昔はあまりうるさくなかったのかなあ。

 

 

 

 

 

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