2019年8月1日
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昭和という時代が美化されて語られるようになったのは、昭和が遠くなったからでもあるのだろうけど、
蠅や汲み取り式便所や洟垂れ小僧が今よりはるかに多かったのも事実。
ポリコレやセクハラという言葉は無論存在すらしてなかったから、それらに関しては今では想像もできないくらい「ゆる」かった。
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高木東六という名は小学校の頃の音楽の教科書で見た覚えがある。
今より遥かにお堅かったNHKにも出ていたようだ。
ウィキペディアによれば叙勲もされている。
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かようないわば名士がかくも柔らかい本を書けたのがいかにも昭和だ。
世界各国の女性との恋愛遍歴をつづっただけならまだしも、「女の館」へ行った話も書かれている。
今なら完全に「アウト」だ。
よかばい堂としてはこの手のポリコレ無視の昭和の本は絶滅危惧種(というよりはすでに絶滅か)は好みのジャンル。
古本でしか見ることができない世界です。
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装丁からタイトルからしてもうやる気満々の艶笑本だ。
若干中身も写真で紹介しよう。
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いやあ、古本ってほんとうにいいもんですね(水野晴郎調で)。
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現在(2019.8.1)古書相場は5000円以上ついています。ネット上では数冊しか見つかりません。