2022.1.23
昨日の続きで古賀市に行こうとしていたら、買い取り希望の電話。
今日は新聞に広告を出しているので電話が何本もかかってくる。
児童書と社会科学の本があるといい、たまたま古賀に行く途上なので寄ることに。
大学の先生らしくかなり専門性の高い本でした。
本の行方についても気にかけておられました。
実は本を売る人で1円でも高く売りたいと言う人は実はそんなに多くありません。
むしろ捨てるに忍びない、なんとか役立って欲しい、ゴミにすると本が可哀想だといった声です。
この方も、誰かにとって必要なはずだからどうにか生き残って欲しい、と仰ってました。
さらにそのためには古本屋に任せるのが確実だとも仰ってくれました。
経済学の先生からそう言われると悪い気はしません。
確かに古本屋は商売ですからお金に換えるために真剣に届け先を探します。
行政が本を預かって管理するのもスペースやマンパワーなどの制約でなかなか簡単には進まないのが実情のようです。
私もある自治体が主催する文学賞を受賞した大学教授の蔵書や自筆ノートの受け入れを、その自治体に打診したことがありますが難色を示されました。
捨てがたい本を延命させるためにもどうぞ古本屋をご利用ください。