中央区薬院までは弊店からクルマで10分ほど。
近いのですぐに参上できます。
今回の売主様はオフィスの閉鎖に伴う売却・処分で、事務所の壁4面に本があるとのことでした。
しかも事務所の壁なので、スチールラックが4台5台並んでたりします。
トラックが必要な分量です。
弊店のクルマにはとても載りきらないので、べつのクルマが必要です。
欲しい本だけを買い取る古本屋は多いでしょう。
大手のチェーン店もそうだといいます。
でも今回のお客様のご要望は、本を残らず処分すること。
じっくりお話をおききして、以下のことがわかりました。
1)事務所を閉鎖するのですべての本・雑誌・紙類・オフィス家具類は処分したい。
2)その中でも本は質量ともに多いのでできれば少しでも高く売りたい。
3)売れない本も最終的には処分したい。必要なら処分費用の持ち出しも構わない。
4)不要な本棚等のオフィス家具も処分したい。
別の古本屋にも見積もりを頼んだけど、上記の条件を満たす店は無かったそうです。
そこでよかばい堂は、このすべてを満たす条件で見積ったところ、一番札となりみごと落札。
買い取り金額もさることながら、お客様の希望にそってすべてを処分するという組み立てが評価されたと思います。
オフィスの閉鎖といっても社長や経営陣は別の仕事で忙しく、総務担当の女性に任せっぱなしということもありがち。
力作業も多く、慣れれない作業なので戸惑うことも多いでしょう。
そういうときに頼りになる古本屋を目指したいです。
最初にこのオフィスにお邪魔した時、床に高そうな本がまとめて置かれて大きな山を作っていました。
これも見積もりの対象にするのかを尋ねると、売主さん「実は」と話し始めました。
とある古本屋に見積もりを頼んだのだが全部引き取ることはできないと言われ、困ってしまった。
それで、全部処分をしてくれる古本屋を再度探したのだというお話でした。
そうであれば話は簡単。
すべてを処分するという前提でお見積りをいたしました。
そのためにはトラックをチャーターしたり、廃品回収業者と共同作業をしたりと別の作業が加わります。
よかばい堂はいままでの経験からこれらを組み合わせてご提案しました。
言ってみれば古本業界のゼネコン。
目指すところはそこです。
ゼネコンって総合建設業とか言いますが、要するに建物たてるだけじゃなく、内装や運営まで踏み込んで仕事を受注します。たとえばビルを作るだけじゃなくそのテナントもついでに面倒見るというような。
結局見積もりの日を含めて3日間かかってすべての本を買取・処分いたしました。
本買い取ります。まずはお電話でご相談ください。
無量出張見積もりいたします。
古書よかばい堂
092-408-4208
090-3664-6867(携帯)
追記:2014.1.31
同じ売主様から「ちょっと色っぽい本が出てきたんですけど、見ていただけますか?」とお電話をいただき再度参上。
ちょっと懐かしい女優やグラビアアイドルの写真集や雑誌を買い取らせていただきました。
同じお客様から再度お声が掛るのは嬉しいことです。
本買い取ります。まずはお電話でご相談ください。
無量出張見積もりいたします。
古書よかばい堂
092-408-4208
090-3664-6867(携帯)
追記:2014.3.22
ここ数年のビジネス書を売りたいので来てくれないかとのお電話。
中央区の薬院から。
ここもクルマで10分ほどの場所。
いろいろ聞かずにまずは行ってみることに。
近いとこういう芸当が可能です。
遠くなるにしたがって、どうしてもお電話で本のことを根掘り葉掘り聞くことが増えます。
時間をかけて出向くからには、やむを得ないところです。
逆に近場は出動しやすいということ。
線引きもありましたが多くは近年出版されたきれいな状態の本だったので買わせていただきました。
なんと査定中に売主さん手ずからお茶を入れてくださいました。
「大手の古本チェーン店にはお売りにならないんですか?」と聞くと、
「あそこは本をろくに見もしないで値を付けるからねえ」とのこと。
「あそこは安いからねえ」というのはよく聞くのですが、ろくに本をみないというのは初めて聞きました。
こういうところがいろいろ勉強になります。
お売りになる方は、大なり小なり売る本に思い入れがあるからでしょう。
本の価値を吟味することが古本屋のおやじには求められているのだと、改めて感じ入った次第。
人と話すといろんなことに気づくのだなと、思いました。
これこそが今日一番の収穫だったかも。
本をお売りの際はまずはお電話でご相談ください。
古書よかばい堂
092-408-4208
090-3664-6867(携帯)