小沢昭一さんが亡くなった。
人生で一番ラジオを聴いていた中学から高校にかけて、夕方近くになると例の「小沢昭一の小沢昭一的こころ」が、山本直純のあの特徴あるお囃子のテーマと共に始まった。
たしか4時か5時ごろだったと思う。
洋楽やポップスが聴きたかった当時の自分は、この年よりじみた番組をうんざししながらもちょっと興味を持ちつつ聴いていたような記憶がある。
その後この番組を選んで聴いたとはいえないが、時にカーラジオで耳にすると、ああまだやっているのか随分息の長い番組だな、などと漠然と感じていたような気がする。
春になったら鶯が、夏になれば蝉が、朝が来れば鶏がなくように、夕方になれば小沢昭一の声が聞こえてくる。
というと言い過ぎだろうが、何十年も続いていると、もはや環境の一部のように感じていたのかもしれない。
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